ギタリスト岡本博文 生徒諸君!

プロギタリストのリアルな経験談、本音を語って行きたいと思います。

Acoon Hibinoさんと新しいプロジェクトを開始しました

2020-04-03 06:21:29 | Weblog

今日は、日比野 敏彦 (Acoon Hibino)さんのMoon Studioにて、プロデューサー&エンジニアに近藤晃司氏を迎えて、新しいプロジェクトの最初の録音でした。
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Acoon(えいこん)さんの音楽は、いわゆる「ヒーリング系」の音楽。最初の出会いは、滋賀県高校軽音育成でお世話になっている村田先生からのご紹介でした。

最初の出会いは、村田先生が「是非、紹介したい人がいる」と持ちかけられ、山科駅前の居酒屋で紹介していただいた。ヒーリング系の音楽をしているという事だった。僕は、ヒーリング系と言われている人達の9割がたは、偽物だと思っているので、日本レコード大賞を取られたと聞いても、最初は懐疑的でした。(笑)

いろんな経緯があり、日比野さんのスタジオにエンジニアの近藤晃司氏と伺うことになった。近藤さんは、スタジオのピアノをAcoonさんが弾くなり「何ですか!この倍音の揃い方は!」とびっくりした。二人は、響きのこと、音楽のこと、音楽を取り巻くことなど、長い時間盛り上がって話をしていた。話は「もっともだ」とうなづく事ばかりで、側で聞いてもAcoonさんは本物だ、と感じた。その場で近藤さんは「岡本さん、僕はこの人と仕事をしてみたい」とおっしゃった。僕もそう思った。

次の時は、僕もギターを持って行って初めてAcoonさんとセッションした。少しセッションして、再び様々な事を話し合い、Acoonさんが「近藤さん、プロデユーサーをお願いしますよ。」とおっしゃった。その場で近藤さんはエンジニア&プロデューサーに決まった。

「是非、早急に録音してみよう」ということになり、今回録音が始まった訳です。

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Acoonさんは「僕の音楽にスターは必要ないんです。」とおっしゃる。
「今までの音楽は、スターがステージに居て、それがみんなに音楽を与えて、踊らせたり、盛り上げて、盛り上がらなきゃ金返せみたいな話じゃないですか?でも、僕がやろうとしている事は、リスナーがいて、その人たちの心の何かを埋めるために、ただ我を捨てて奉仕していく事なんです。そこにむしろ盛り上がる必要もない」

Acoonさんとの音楽は、やればやるほどハマる音楽。森の中のスタジオで何度もレコーディングセッションを繰り返し、合間にコンセプトの話、Acoonさんの音楽との向かい合い方の話を聞いた。聞けば聞くほど、興味深い話でした。

以前、声明と音楽の共演『慈愛LOVE』というアルバムで、ヒーリングに真剣に向かい合う音楽に興味がありました。こういう形で自分の中のピアニシモと徹底して向かい合う時間が欲しかった。

大変やりがいのある音楽の始まりでした。

実際に演奏してみると、「日比野さんの音楽は自分の周りを音が包み込んでいく?圧倒的な音の圧力が周りを回るような不思議な音楽。」「これは実際体験しないと分からない!体験すれば一回で分かってしまうという不思議体験。」と近藤氏が語るレアな体験。

僕が感じたのは、シンプルな音を突き詰めたある種のフリーミュージック。しかし、地球に優しい系にありがちなストイック過ぎるまでの排他主義ではない。例えれば、潔癖性を感じるほどの綺麗に磨き上げられた部屋でなく、さりげなく趣味良く綺麗に片付けられた部屋という感じ。その感覚が新しい。

Acoonさんの音楽は、自律神経を整えるという医療効果があるという事が科学的に証明され、ついに順天堂大学教授からお墨付きをいただいた。「これはね。この音楽は薬。処方箋として出せる、と言うことなんです。」とAcoonさんが語った。その言葉は力強く響いた。今後をご期待。

 

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