ギタリスト岡本博文 生徒諸君!

プロギタリストのリアルな経験談、本音を語って行きたいと思います。

ジャンル

2010-10-26 01:49:28 | Weblog
ジャンルを考えるのは、今、非常に大事だと思う。

昔、ジャンルは少なかった。

ロックは、70年代、5つぐらいしか無かった。
ツエッペリン、ディープパープル、クリームとかクラプトン。
そしてアメリカンロック、あるいはフォーク。

選択肢が少なかった。
だから、みんな「ジャンルを超越した」が合い言葉だった。
より多くの支持を得ると言う言葉とほぼ同じだった気がする。

今、ジャンルは大事だ。
情報が溢れ、混血な音楽に囲まれている。
今まで情報発信しなかった人たちが情報発信する。

本当に新しいものに合うチャンスもあるが
それと同じぐらい革新的な音楽に出会うチャンスは、
玉石混合の中に埋もれる時代でもある。

そんな溢れる情報を整理する為に
ジャンルは別の意味を持って来た。
以前のような好みの事でなく、整理する為に必要なものだ。


その音楽がどういう経緯で生まれたかを
僕らは知る必要がある。


ジャンルは、今や親探しのすべでもあると思うのです。
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