大川原有重 春夏秋冬

人は泣きながら生まれ幸せになる為に人間関係の修行をする。様々な思い出、経験、感動をスーツケースに入れ旅立つんだね

深草アキ ~ 秋月風韻 Shugetsu- Fuuin ~ コンサート

2010-09-15 10:00:00 | 音楽
先日、約15年ぶりに秦琴の第一人者である深草アキさんのコンサートに出かけてきました。とても素敵な秦琴の音色に感動しました(以前友達とふたりでオッカケをしていました)。15年前の深草さんの秦琴の音色と先日の音色では明らかに違いを感じました。音がまろやかで奥行きがあり、かなりよかったです。中国の音楽の歴史においては「伝説以外に具体的な音楽の痕跡が最初に見られるのは、7000年~8000年程前に揚子江流域に発達した」(深草アキ)そうです。なんとなく悠久の時間を感じました。深草さんの音はとても澄みきっていて芸境と芸域は研ぎすまされています。僕の一番好きな『山百合一輪川に流せば』を演奏する前に彼は「命は縁によって右に左へと運ばれていく。人は小さな縁の中で生きている」「人は死に向って歩いている」と語ってくださいました。秦琴の演奏も素晴らしいですが、人間の儚い命を音楽でスケッチし、多くの人を感動させる活動は素晴らしいですね。また、彼の歴史観もスケールが大きくて知的センスに満ち溢れている方だと断言します。よかったら、深草アキさんの音の世界に触れてみてください。

深草アキ ~ 秋月風韻 Shugetsu- Fuuin ~ 2010年09月13日
常に新しい日本の音を求めてきた深草アキが、昨年の「STB139 スイートベイジル」ライブの編成から、今回は中国古楽器の編鐘(へんしょう)演奏家・孟暁亮を加え、再び新しい音世界を展開する。日本と中国の古楽器に迫力のパーカッションが加わり、まさに現代に甦った古の音色が織りなす悠久の音世界。

member
深草 アキ(秦琴)、豊 剛秋(笙)、甲斐 いつろう(パーカッション)、孟 暁亮(編鐘)