昨日は浦添市と中北組合の広域処理に関する予告編の総集編を書きました。
しかし、昨日の総集編は覚書の締結に関する浦添市の条件を前提にした記事になっているので、今日は北中城村の条件を前提にした記事を書くことにしました。
なお、広域処理がスタートするまで(これから10年以上)は、中城村はこれまで通り北中城村のごみを中城村で処理して行くことになり、浦添市との広域施設が完成すれば中城村にある中北組合のごみ処理施設を廃止することになるので、浦添市にとっては北中城村の条件が重要なポイントになると考えます。
その前提で下の画像をご覧下さい。
原寸大の資料(画像をクリック)
上の画像の北中城村の条件(考え方)を整理すると次のようになります。
(1)北中城村における浦添市との広域処理は中北組合のごみ処理施設を浦添市に移転する計画になる。
(2)北中城村のごみ処理計画において最終処分場の整備については課題として抽出していないので、浦添市との広域処理においても課題として抽出する必要はない。
(3) 北中城村のごみ処理計画においては焼却灰の溶融処理は行わずに民間委託処分を行う計画になっているので広域組合において浦添市の溶融炉から排出される溶融スラグや溶融飛灰は浦添市の責任で処理することになる。
(4)溶融炉を休止していることについては沖縄県から再稼動や廃止を求められてはいないので、広域施設が完成するまで休止を続ける。
(5)焼却炉の長寿命化については沖縄県から求められていないので、広域施設が完成するまで老朽化対策を行う。
上記の北中城村の条件(考え方)については、このブログの管理者が中北組合における北中城村のポジション(北中城村には組合に関係するごみ処理施設がない)を前提に考えたものですが、当らずとも遠からずと思っています。また、浦添市の事務処理や課題については広域処理を検討している普通の市町村が普通に考える事務処理であり課題であると思っています。
※中北組合のごみ処理施設は中城村にありますが、組合の管理者は北中城村の村長になっています。したがって、北中城村の条件によって広域処理が「白紙撤回」になった場合は、中城村は北中城村にごみ処理施設の移転を考えるようになると思います。