【糸満:いとまん】糸満ハーレーが開催される旧暦5月4日(ユッカヌヒー)の8日を前にした2日午前5時ごろ、糸満市糸満の山巓毛(さんてぃんもう)では、ハーレーの季節到来を告げる鉦(かね)の音が夜明け前の町に高らかに響き渡った。
鉦打ちは毎年、旧暦4月27日に行われる。昔から「ハーレー鉦が鳴り響くと梅雨が明ける」とも言われている。
御願バーレーに参加する西村、中村、新島の3村のうち、ことしは紫色の西村のハーレーギン(衣装)を身にまとった金城宏行事委員長(74)(糸満漁協組合長)が、東西南北に向けて鉦を打ち鳴らした。
金城委員長は「豊かな世と大漁を祈願した」と語った。
糸満ハーレーは8日午前9時15分から糸満漁港中地区で催される。
同日午前8時からは糸満市の名城でもハーリーがある。