セブン―イレブン 18年にも沖縄県内進出 複数企業と提携交渉
コンビニ最大手の「セブン-イレブン」を傘下に持つセブン&アイ・ホールディングス(東京)は24日、全国唯一の未進出地である沖縄エリアについて、早ければ2018年にも出店する方針を正式に表明した。セブン&アイ広報は琉球新報の取材に「2~3年のうちに出店する方向で、商品供給の体制整備を含めた交渉を行っている」と答え、沖縄での専用工場建設や店舗開発について、複数の県内企業と提携交渉を進めているとした。
セブン-イレブン・ジャパンの古屋一樹社長は24日付の日本経済新聞でのインタビューで「2~3年のうちに沖縄に進出したい」と述べ、経営トップとして初めて沖縄進出の時期に言及した。これまで水面下で市場調査や県内企業に打診していたが、古屋社長は同紙へのインタビューに「複数の地元企業と出店の際のパートナーとしての交渉を進めている」と答えている。
セブンはおにぎりや総菜の自社ブランド商品を製造する工場と流通センターを設け、商品供給体制を基に、一定のエリアに集中的に出店する「ドミナント」(高密度多店舗出店)方式を採っている。セブン&アイ広報は「初出店の際には複数が出店する形になる。商品供給の体制が固まった段階でより明確な出店時期を公表できるだろう」と述べた。