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プロ野球キャンプ経済効果 初の100億超 老朽施設整備など課題

2016-06-26 19:24:06 | ニュース

りゅうぎん総合研究所(池端透社長)が25日までにまとめた「県内における2016年プロ野球春季キャンプの経済効果」によると、期間中の観客数は33万2千人、効果額は100億400万円でそれぞれ過去最高を更新した。

観光入域客が好調に推移する中、新監督や注目選手の話題で球場を訪れる野球ファンが増え、初めて100億円の大台に到達した。

オリックス・バファローズの2軍キャンプがなくなったことで、今年2月に県内でキャンプを実施したのは前年より1球団少ない9球団。

選手・球団関係者の参加人数は前年より50人減の千人、報道関係・解説者は200人減の1750人だった。一方、期間中の観客数は前年を2万500人上回る33万2千人と好調で、このうち県外から訪れた観客は1万2千人増の6万6千人と推測した。

観客の宿泊や飲食費、練習施設整備費などの直接支出額は、前年比8億2600万円増の65億1600万円だった。直接支出額に自給率を掛けて算出した「直接効果」は57億4900万円、原材料やサービスなどを提供している産業への波及効果を示した「間接1次波及効果」は25億7100万円、雇用者の所得増加に伴う各産業への生産誘発効果を示した「間接2次効果」は16億8300万円となった。

三つの効果額の合計で表す経済効果は前年比13・6%増の100億400万円となり、これまでで最高だった14年の88億8千万円を11億2400万円上回った。

産業別では宿泊業が17億8200万円、飲食サービス12億1300万円、商業11億8800万円、製造業10億7100万円などの順だった。

球団別では阪神の34億7900万円が最も大きく、巨人の15億7300万円が続いた。

りゅうぎん総研は「老朽化した施設や周辺施設の整備、更新が重要な課題だ」と指摘した。

 

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日米韓 詩でつなぐ 沖縄・東京チームが優勝 朗読競技会

2016-06-26 05:41:58 | ニュース

日米韓の子どもたちが自作詩を朗読し、審査員の評価を競う「ポエトリースラム(詩の朗読競技会)」が25日午前、那覇市の首里高で開催された。

駐日米国大使館が2014年から取り組む「国際ポエトリー交流プロジェクト」の一環。

ニューヨーク、東京、ソウルの学校などとインターネット中継で結んで行われた。

県内から初参加の首里高の生徒7人が自作詩を3編読み、日本(東京・沖縄合同チーム)が初優勝した。

首里高は宮城沙夕利さん(1年)、伊波夏帆さん(同)、金城来さん(2年)が合作詩「幸せ」、いずれも3年生の天久真生さん、新城光乃さん、神谷仁奈さんが合作詩「運命」、渡辺峻介さん(3年)が自作詩「愚者の心棒」を発表した。

各会場の様子が映し出されたスクリーンの前で、カメラに向かって身振りを交え、抑揚豊かに朗読した。各国の詩人、研究者が審査した。昨年優勝の米国は2位、3位は韓国だった。

審査員から「感情がこもっていた」などと朗読を評価された渡辺さんは「これまでの交流を通して米国や韓国の同世代から表現力の豊かさを学び、今回の朗読に生かした。必死で詩を書いた」と話した。

合作詩を発表した同校文芸部長の金城来さんは「難しいテーマだったが力を出し合った。(各国の同世代と)交流できて楽しかった」と話した。

ケネディ駐日米大使は東京から映像を通して「トロフィーを直接手渡すことはできないが、首里高の皆さんの詩はとても素晴らしかった」と評価した。

 

 

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