政府は13日の閣議で、1993年に久米島町で発見された「クメジマボタル」など県内の動植物種27種を国内希少野生動植物種に指定し、捕獲や譲渡を禁止することを決めた。今回の国内希少種の指定は全体で33種で、希少種は合計で208種となった。
県内で指定されたのは昆虫1種、貝3種、甲殻類4種、植物19種。沖縄諸島からはクメジマボタルのほか、渡嘉敷島に生息するトカシキオオサワガニなどを含めた動植物14種、先島諸島からは宮古島に生息するミヤコサワガニなどを含めた動植物8種、大東諸島からはダイトウワダンなど植物5種が指定された。
久米島ホタル館の佐藤文保館長は「行政と久米島ホタレンジャー、久米島ホタルの会が一体となって環境保全に取り組んでおり、今後も三者で継続していきたい」と話した。/【琉球新報電子版】