沖縄県物産公社は27日、県酒造協同組合と石川酒造場、久米仙酒造の泡盛計4銘柄を米国に輸出すると発表した。第1弾として750ミリリットルボトル3800本(340ケース)を専用コンテナでカリフォルニア州向けに出荷し、現地の日本食レストランなどに販売する。酒造組合などが商社を介さず、物産公社を通じて泡盛を輸出するのは初めて。
輸出は、米国で沖縄物産展などを企画し、米国での泡盛普及に取り組む沖縄ブルーオーシャンフーズ(渡嘉敷祐介社長)の仲介で実現した。
輸出する銘柄は、沖縄ブルーオーシャンフーズなどが実施した米国での1年間に及ぶ試飲会などの現地調査で人気のあった「南風43度」(県酒造協同組合)、「島風20度」(石川酒造場)、「古酒甕仕込24度」(同)、「響天ブラック35度」(久米仙酒造)。
当面は4銘柄のみの輸出だが、米国での動向を踏まえた上で銘柄を増やしていく。