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沖縄のことあれこれ。

沖縄県の財政力指数、過去最高 16年度は36位、経済成長で税収増

2017-08-18 09:31:48 | ニュース

沖縄県の2017年度財政力指数が0・356となり、過去最高の水準に達したことが17日までに分かった。全国比較できる16年度は0・346で、全国36位。沖縄の財政力指数は過去15年程度を見ると、多くの年度で最も財政力が低い「Eグループ」(0・3未満)に属し、全国で42~43位あたりを推移していた。それが過去5年では、0・3以上0・4未満の「Dグループ」該当の値が続いており、最低水準からは脱しつつある。

専門家は「沖縄は高い経済成長を背景に税収が増え、財政力が強化されていることを示している」(県参与の池宮城秀正明治大教授)と分析している。

財政力指数は過去3年度の平均を指標に用いることも多く、その場合は16年度で0・332となり全国で40位だった。

財政力指数はその自治体内での税収などを使い、円滑に行政サービスを遂行できるかを示す指標。各自治体が必要とする一般財源額のうち、各自治体が標準的な状態で徴収できる税収の割合を示す。指数が1・0を超えると、その自治体は国の交付金の交付対象外となる。一般的に立地企業などが多い都市部で高い傾向にある。

Dグループに属するのは沖縄のほかに長崎や鹿児島、青森、岩手など13県(16年度)。Dグループ全体の財政力指数(14~16年度の3年度平均)は16年度段階で0・351だった。

総務省の統計によると、全国都道府県の財政力指数平均は0・49(13~15年度)。内訳で見ると0・30未満は4団体(8・5%)、0・30以上0・50未満が23団体(48・9%)、0・5以上1・0未満が19団体(40・4%)、1・0以上が1団体(2・1%)だった。/(島袋良太)

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謎の(?)子ヤギ誕生 雌ヤギだけ飼育の小学校

2017-08-18 08:54:32 | ニュース

ヤギの赤ちゃんがやって来た-。

雌ヤギ2匹を飼っていた糸満市の米須小学校(幸地政行校長)でこのほど、赤ちゃんヤギが生まれた。想定外の出来事に児童や教諭らは驚きながらも、新しい命の誕生を喜んだ。ハッピー(推定5歳)が出産した雄の子ヤギの名前は児童から公募し、「ホッシー」に決まった。ホッシーはすぐに学校のアイドルになり、児童からかわいがられている。

米須小では7年ほど前からヤギを飼い始めた。ハッピーは2代目で、お見合いをして娘のシロが生まれ、雌2匹を飼育していた。

しかし4月以降、ハッピーのおなかが張ってきたという。生徒たちも「赤ちゃんがいるはずよ」と、大きくなるおなかを半信半疑で見守っていた。6月5日の朝、登校すると真っ白い子ヤギが生まれていた。

実はハッピーには放浪癖があり、学校を抜け出して行方不明になり、駐在所に「捜索願」を出したことも。今年1月にも脱走し、雄ヤギがいる近所のヤギ小屋で発見された。幸地校長は「脱走した時に恋が成就したのかもしれない」と推測し、児童にも説明した。

学校は赤ちゃんの名前を募集し、全校生徒163人中160人から応募があった。全校朝会で生徒が挙手をし、「ホッシー」に決定した。命名した4年生の玉城幸里(さいり)さん(8)は「星のようにキラキラ輝くように名付けた」と笑顔で語った。

3匹分の草を集めるのは大変だが、地域の協力を得ながら世話をしている。飼育委員の6年生・山城達也君(11)と吉原咲羽(さわ)さん(11)は「ハッピーは子どもを産んでから、ゆったりして言うことを聞くようになった。ホッシーも元気に育ってほしい」と話した。/(豊浜由紀子)

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沖縄は記録的猛暑と少雨 15年ゼロの猛暑日、今年既に13回 史上最高更新は7ヵ所

2017-08-18 08:46:44 | ニュース

沖縄県内は今夏、記録的な暑さが続いている。沖縄気象台の県内28の観測地点のうち、17日までに7カ所で観測史上最高気温を更新した。昨年までの31年間で計64回だった猛暑日が、今年は既に13回に上る。沖縄気象台の予報では、この先もしばらく平年より高い気温が続く。「この暑さ、もうたまらん」。そんな声が聞こえてきそうだ。

7月以降、平年を上回る気温が続き、8月上旬は統計を開始した1961年以降、最も高い平均気温となった。7月30日に36度を観測した伊是名村を皮切りに、うるま市の宮城島や北大東空港などで相次いで史上最高値を塗り替えている。

沖縄気象台によると、四方を海に囲まれる沖縄は、本州内陸部と違って35度を超える猛暑日は稀(まれ)だ。昨年は6回、一昨年はゼロだった。それが今年は、7月に那覇市の2回を含む4回、8月は9回。17日も久米島空港で35・1度を観測した。1920年から記録が残る那覇市は、昨年までで3回だった。

今夏の「記録的猛暑」の背景には、太平洋高気圧とチベット高気圧という、二つの高気圧の位置がある。沖縄気象台によると、いずれも平年より沖縄の近くで張り出しが強く、晴れる日が多かった。日射で大気が暖められ、気温が上昇しているという。 

県のまとめでは、7月末から2週続けて100人以上が熱中症を発症した。8月上旬には、4年ぶりに死亡者が出ている。

沖縄気象台は17日、「向こう1カ月の平均気温は高い」とする予報を発表した。中でも期間の前半は「かなり高くなる」見込みで、熱中症などに注意を呼び掛けている。

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