クーポン自販機 人気 北谷の１７飲食店で割引

人気の観光地として飲食店が集まる北谷町にグルメクーポンの自動販売機が登場し、じわじわ人気が出ている。

１００円でクーポンを購入することで、町内17店30種類のメニューの割引が受けられる。中には、４００円のチャーハン、３５０円のギョーザが無料になったり、２５０円のビール系飲料が最初の１杯は１円で飲めたりするものもある。

設置するクレスト（嘉手納町）の池原稔代表取締役は売り手、利用者、設置店など５者に「利益」があると胸を張る。

クーポン自販機は昨年４月に開始。町内の美浜高層団地やシーランドなど10カ所に設置されている。

クーポン１００円でメニューは通常価格より２００円以上割引される。クーポンには店舗名やメニュー画像、通常価格と割引後の価格、営業時間や休日などの情報、利用できる加盟店の地図が掲載されている。利用店舗は19店に増える予定。

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自販機で売られているクーポン

自販機の設置店には売り上げの20％が入る。使用前に購入すればいいため利用者も使い勝手がいい。クーポンはウレタン製の板で、使用後は加盟店が簡単に破棄できる。

自販機自体もタバコの自販機を改造したもので、電気料は月３００円程度と飲料用より安価という。池原代表がしまくとぅば連絡協議会でその普及に取り組んでおり、購入するとしまくとぅばが流れる仕組みになっている。

クレストはこれまでも飲料自販機でしまくとぅばをＰＲしている。今後は名護親方が詠んだ47の琉歌にちなんだ「歌碑自販機」の設置も進める方針。池原代表は「グルメクーポン、歌碑の設置も広げたい」と語った。

 

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美ら海が公式アプリ ４ヵ国語で館内情報

本部町の沖縄美ら海水族館は９日、公式スマートフォンアプリ「美ら海アプリ」を公開した。

各水槽や飼育している魚を紹介するほか、館内の混雑状況や営業時間などの情報も発信する。

日本語のほかにも、英語、中国語（繁体字・簡体字）、韓国語に対応している。アプリは飼育員など同館職員らが完成させた。ＧＰＳなどの位置情報サービスも活用し、館内を巡りながら利用すると、現在位置の近くにある水槽の情報が表示される。

飼育している魚の情報は随時更新する。今後、スタンプラリーやクーポンの機能も追加する予定。同館広報企画担当の豊里卓真さんは「解説員がいなくても、魚の情報を知ることができる。多言語にも対応して、海外の観光客などにも活用してもらえる」と来館者に利用を呼び掛けた。

アプリは無料でダウンロードできる。アンドロイド版とｉＯＳ版の２種類がある。

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「ぬちぐすいの島はいつだってあなたをあたたかく迎える」 安室さんが沖縄ブランドＰＲ １６日から引退までの期間限定

　県文化観光スポーツ部は１４日、沖縄観光ブランド「Ｂｅ．Ｏｋｉｎａｗａ」をＰＲするため、県出身歌手の安室奈美恵さんが協力すると発表した。

　県民栄誉賞受賞時のコメントがブランドコンセプトと合致しているとして県が依頼した。

　１６日から引退する９月１６日までの１カ月の期間限定で無償協力。安室さんはプロモーション動画に楽曲を提供する。ポスターにはビーチをゆったり歩く安室さんの写真にメッセージとサインが印刷されている。

　「Ｂｅ．Ｏｋｉｎａｗａ」は、沖縄では観光客が空気や風景に溶け込んで住民と交流し、心を通わせることで「美しい自然とあたたかい人たちに囲まれて、本来の自分を取り戻せる島」だと打ち出している。

　安室さんは県民栄誉賞を受賞した際に「沖縄は私にとって、とてもやさしい場所。時には厳しくもあるけど、それさえ優しさだと分かります。帰ってくるたびにいつも初心に戻してくれる自分にとってはとても落ち着ける場所です」と発した。

　このコメントが「Ｂｅ．Ｏｋｉｎａｗａ」のコンセプトと合致しているとして、県が６月に協力を依頼し安室さんも快諾した。県文化観光スポーツ部の嘉手苅孝夫部長は「多くの人にご覧頂きたい」と語った。

　ポスターにはこれまでに撮られていた北谷町のアラハビーチを歩く安室さんの写真に「ｎａｍｉｅ」のサインと選ばれたメッセージ「ぬちぐすいの島はいつだってあなたをあたたかく迎える」と書かれている。

　３００部限定で、県庁や東武百貨店池袋店の沖縄展など県が絡むイベントで使用する。ポスターと同様の画が盛り込まれているブックレットも３千部限定で東京・代官山と大阪・梅田の蔦屋書店で配布する。

　期間中に「＃ｂｅｏｋｉｎａｗａ」のハッシュタグを付けてインスタグラムかツイッター、フェイスブックに投稿し、投稿画像を各店レジで見せると先着でもらえる。

　プロモーション動画は公式サイトや県庁、東京・池袋のサンシャインシティで放映する。

【琉球新報電子版】