沖縄県文化観光スポーツ部は24日、2017年の宿泊施設実態調査の結果を発表した。宿泊施設軒数は前年比14・2%増の2082軒、客室数は同7・9%増の4万6068室、収容人数は同8・4%増の12万1403人となった。好調な観光需要を背景に施設軒数、客室数、収容人数ともに16年連続で過去最高を更新した。
施設種別の軒数はビジネス・宿泊特化型ホテルが前年比28・2%増の259軒、シティーホテルが24・2%増の41軒となった。リゾートホテルは5・2%増の141軒だった。ドミトリー・ゲストハウスは18・4%増の302軒、ペンション・貸別荘は本部町や石垣市で新規開設があって26・9%増の637軒となった。旅館は廃業した施設があったため13・8%減の25軒だった。
市町村別の施設軒数は那覇市が最も多い271軒、次いで石垣市の258軒、宮古島市の234軒となった。本部町は161軒、竹富町は158軒あった。
嘉手苅孝夫文化観光スポーツ部長は「(観光客の)多様なニーズに応えるための受け皿づくりが大事になってくる。入域観光客数1200万人を達成するために宿泊施設はまだまだ不足しており、これからも増やしていく必要がある」と話した。