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物価下落は歓迎か?

2009-05-17 08:33:46 | つぶやき
  ▲家電大型販売店では一斉に特別セール

  ○「携帯電話1円」が再来、しかも通信料金値下げのままで
  ○高速道路料金が値下げ、休日は1,000円で乗り放題
  ○ブルーレイレコーダーが6万円を切って大安売り
  ○パソコンが20~30%の大幅値下げ
  ○カジュアル衣料が値下がり傾向
  ○宿泊料金格安のホテルが出現
  ○高級寿司店の時価が値下がり傾向
      などなど、安くなったものはたくさんある。

 消費者としては大歓迎だ。
 国の追加経済対策で「エコポイント」が始まり、家電大型販売店では一斉に特別セールを始めた。国は環境問題を絡めて、“皆さんで消費拡大に努め、日本経済を活性化しましょう。”とのことだろう。

 でも、このデフレ傾向が少し心配だ。
 以前、ICや集積回路が大きく値を下げた。このような技術革新や健全な企業努力によるものであれば、好ましいデフレ傾向と云えるのだが、今日の安売りは全てがそうだとは思えない。
 雇用調整や賃金カット、下請を圧迫しての安売り、赤字覚悟の安売りなど、景気低迷期における好ましくないデフレ傾向に思える。
 企業の多くは実質的債務負担を増やすなど財務体質を大きく悪化させている。  『歴史は繰り返す』の言葉通り、近い内に自然淘汰が進み、生き残ったシタタカな優秀な企業が再び日本経済を担って行くことになるのか。

 一方、シタタカになることが至難なのが中山間地域の農業だ。値下げはあっても値上げのない農産物を、栽培基準や販売基準が年々厳しくなる農産物を、高齢化・過疎化の進む中山間地域で生産して行くことが非常に難しくなっている。
 理由は列記しないが、このままでは中山間地域の農業は衰退し、農村そのものが衰退して行く。国は食料自給率を上げるというがそれもできなくなる。

 全国には、シタタカな中山間地域農業を実施して成功しているところもある。
 国や地方自治体の政策に頼るところもあるが、民間企業が努力するような、農業者自らが知恵と工夫で、独自の農業を展開する努力も必要なのだが・・・
 兎も角、農産物に好ましくないデフレ傾向が及ぶことは、食の安全が崩れ、農村を破壊させることにつながる。何としても避けてもらいたい。

 消費者の皆さんへ。
 農産物は、値段が高くても安全・安心のものを求めて下さい。お願いです。

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4 コメント

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Unknown (YRM)
2009-05-18 23:35:22
このままでいけば、最悪のデフレスパイラルになるのではないでしょうか。インフレよりも、怖いという説もあります。
マネーゲームではない、本物の価値ある適正価格、売る側も買う側も見直す時だと思います。
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農産物 (ひめ)
2009-05-18 23:52:38
どこかへドライブする度に、必ずその土地のJAや
物産店などに立ち寄っていろいろの野菜を求めるのが楽しみの一つです。先日も秩父へ出かけた折に
沢山手にして帰りましたが、たとえば胡瓜にしても
その香り、味わい、久しぶりに本物に出会えた!と
思いました。いつでも「本物」を口に出来る方々を
羨ましく思います。
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YRM 様 (takano)
2009-05-19 07:51:04
今をしのぎたいだけの安売りは困りますね。
しかも、粗悪品を締め出す安売り競争なら良いのですが、良いものが除外されて行くのは残念です。

値段が多少高くても、本物の味、安心・安全の農産物などは、必ず消費者に理解されると思います。
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ひめ 様 (takano)
2009-05-19 08:01:20
まだ露の残る朝取り野菜を塩だけで生食する。キャベツ、玉ねぎ、とうもろこし、トマト、なす・・・、これが甘くて、水々しくて美味しいです。
この味を、皆さんに味わってもらいたいのですが。
友人が、農家民宿を始めます。この辺を、テーマにするようです。

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