ダメ人間の詩

昨晩、高校時代の友人と電話で話しました。
なんでも、職場の懇談会で東京大学周辺を歩いていたようです。
懇談会。
なんと恐ろしくも、魅力的な響きでしょう。
懇談するんですよ。親しく話をするということですよ。

思えば、松浦はもうずいぶんと人様と会話をしていません。
外で事務的なやりとりとこなしているのは、松浦であって松浦でない何者か、です。影武者です。
そいつは、えらく有能なので偽物だとばれることはありません。

本当の松浦は、ドミノピザを注文するのもネットです。会話力ゼロです。
ただ、小説の世界で登場人物たちがやりとりしているのを眺めて、あこがれ、嫉妬し、自分を情けなく思うだけです。

そして今日も、もやもやした気持ちを抱えて胃薬を飲むのです。