松庵

シナリオライター
&絵コンテマンな
松浦の軌跡。

人生の離陸決心点

2011-05-30 15:10:05 | なんでもない日々
離陸決心点。まあ、V1とか航空用語ではいいますね。
なじみ深い説明だと、デロリアンを押す機関車を止めることができる最終ラインの風車小屋というとこでしょうか。
とにかく、ここを超えてしまったら最後。エンジンから煙りがでようが炎がでようが、いったんは離陸するしかない。という速度に達する地点です。

20代後半から30代というのは自殺者の大変多い年代です。
松浦も自殺候補生の中では、かなり優秀な方だと思います。

で思うのは、「死ぬなら今だな」ということなのですよ。
ぎりぎりのところで『若者』に加えてもらえる年齢だからです。自分の死後、「ああ、あの人実はナイーブだったのね」と思ってもらえるリミットです。
四捨五入して40だと、「いい年して周りに迷惑かけて、みっともない」と切り捨てられます。しかも自殺した遺体が白髪だったりはげてたりすると、見た感じも痛々しいです。
検死する医師なんか、晩酌のときに思い出し笑いするかもしれません。

そうです。まさに人生の離陸決心点です。
ここで死ぬか、さもなくばあと30年くらい苦しんで死を待つか。
能動的に死ぬか、受動的な死を選ぶのか。アポトーシスかネクローシスか。
それが問題です。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする