嫌いなものは

なんと申しますか、人が死ぬということに関して淡泊になっているなぁ。と思う今日この頃です。
しかし、そんな松浦もどうしても気持ちがおかしくなりそうになる瞬間というものがあります。
それが、火葬場です。
あの、重々しいいぶし銀の扉がゆっくりと閉じられていく様。遺体を焼くバーナーの低く、小さいが故に気になるうなる声。
そしてなにより、ぼろぼろになるまで焼いた後の骨を、ぶつぶつと説明しながら集める係員の慣れた手つき。
それらの一つ一つが、不可逆なものをこれぞとばかりに松浦に覚悟させ、おびえさせ、時に神経を逆なでするのです。

つい今し方まで、精神的な疲れで寝込んでしまいました。
大変珍しいことです。

ところで、映画『スターウォーズ』では、最後ダースベイダーは火葬されるわけですが、土葬するイメージが強い西洋では珍しいことですよね。
あれは、ダークサイドに対する「明かり」としての炎を対比させる狙いがあったのでしょうか。それとも、単なる絵的な美しさを優先したのでしょうか。
ふと、そんなことが頭をよぎりました。

黒ネクタイはどこだ？

まあ、なんといいますか。
タイトルからも推測できるように、今日は親族の通夜でございます。

朝からなんとなくそわそわ。
とりあえず、久しぶりにスーツを出してみる。
よかった。着られる。
白のワイシャツもクリーニングから帰ってきたままになっているから、大丈夫。
黒のネクタイだけがなぜか見つからず、しばらく部屋をかき回したところ、ジーンズの棚から出てくる。
なぜだ！？

最後に黒ネクタイを使ったのって、梅雨の頃だったよなぁ。
友人の葬式だったと思う。
雨が強くて、大変な日だった。

今年に入って、すでに八ヶ月が過ぎようとしているわけだが、身の回りで三人結婚して、三人死にました。
みんなそうやって、松浦の周りから人が消えていくんだな。
独身貴族の面々も仕事がだんだんと忙しくなってきて（昇進してきて）、連絡がつかなくなってきたし。
寂しいことだけど、そういう年齢に自分もさしかかってきたのだな、と思っています。

エアコン・オフ

ちょっとずつ残っていた風邪薬をちゃんぽんで飲んだのがいけなかったのか、それともただ風邪が悪化したのか。
とにかくのどが痛くてどうにもならないので、暑いのが苦手な松浦ですがエアコンを切りました。
おかげで昨晩は暑苦しく、何度か目が覚めましたがのどの痛みは和らいだような気がします。

心配してくださった方々、どうもありがとうございました。


さて、昨日ポストに投函した原稿ですが、今朝追跡サービスで確認したところ、すでに「窓口でお渡し」になっていました。
仕事が早いのは結構なことですが、昨晩確認したときは「引き受け」のステータスになっていて、間を飛ばしていきなり「お渡し」ですか。
なんだか、追跡というよりは事後報告という感じがしなくもないですね。

まあ、いいんです。
途中、悪天候になることもなく無事に講談社の社屋には入ったようですから。

あとは、社内メール係のお姉さんの気分次第で松浦の原稿が編集者の手に渡るか、それとも迷子になるかは決まります。鍋敷きにするのにちょうどよい厚さなので、ちょっと心配です。

投函しました

今日、今年最初にして最後の長編作品を投稿していきました。
EXPACK500なので、明日の昼には講談社に到着することでしょう。
追跡可能なのがいいですね。まあ、窓口の人がまとめてはんこをつくだけでしょうが。それでも、社屋内に原稿が届いたことは確認できるわけですから。

もう、ここから先は松浦にできることはありません。
待つだけです。

競馬でいうところの入れ込んでいる状態が続いていたので、風邪を治す意味でも、しばらくはぼんやりと過ごしてみようと思います。
こういう、肩の荷が下りる時は鬱の波が来やすいので、昨日の日記についたコメントには感謝です。

あー、ちゃんとこのブログを読んでくれている人もいるんだなぁ、と。
それだけでも心の支えになるし、またプロ作家誕生の目撃者になってもらいたいという気持ちが、何よりの燃料です。
それが、このブログの趣旨でもあるわけですし。

やるだけやったよ

風邪引きました。
最近は、馬鹿でも風邪引くんだね。
のどがめちゃくちゃ痛くて、なんか次元大介みたいな声になってます。

まあ、昨日作品をプリントアウトしてちゃんと精読して、EXPACK500の宛名も書いたし。後はポストに持って行くだけだから。
やれることは全部やったよ。思い残すことはない。
燃え尽きたぜ、真っ白にな。ってやつですよ。

しばらくは、たまっている小説やら、次の作品作りのための資料やらを読むことにします。

ま、風邪を引いたのは計算外だけど、お盆休みに作品を仕上げるという計画は遂行できたからよしとするか。
あとは、薬を飲みまくってひたすら寝ます。

これから寝れば、明日の朝まで12時間くらい眠れるでしょう。
それで治るという保証はありませんが……。

とにかく、今は放電しきった抜け殻です。
気の利いたこともいえなくてすいません。

それでは皆様、おやすみなさい。

ハツカネズミの時間 四巻

久しぶりにこの人の漫画読んだなぁ。
そして、冬目さんの魅力はやっぱり人間関係の機微にある、と再確認しました。
そういう意味では、この『ハツカネズミの時間』では、『ZERO』でやっちゃった轍を踏んでる感はあります。

アクションや陰謀にリアリティーを持たせるには、もうちょっと深く描写しないとだめなんじゃないかなあ。
人間たちがとっても存在感があるから、余計にそっちの手薄感が際だってしまう。
その辺の苦しみは、後書きでも触れられていましたが。

そういう意味では、『イエスタデイをうたって』は、まさにこの人にしか書けない作品だし傑作の予感です。

とっても、狭く深い作家さんで、それはそれですばらしいことです。
でも、何よりすごいのはこの人を発掘した編集者でしょう。
手放しで「偉い！」っていえます。

松浦も、作風を理解してくれる編集者に巡り会えますように。

スカイ・クロラ見ちゃったよ

あ、はじめにお断りしておきますが今日のブログはレビューじゃないです。
なんで？　映画見たんでしょ？
と聞かれると困るのですが、何というか、まだ作品の分析ができていないのです。

まあ作家を目指している人間としては、おもしろかった！　では済まされないですから。不覚にも、ぶるっときたのは事実としても、どうしてそういう感情に持って行かれたか。その点については明らかにしないと。

まず、あの映像美をいったんサブトラクションかけないとだめだな。それから、中学時代からずっと聞き続けている川井憲次のサントラも忘れないと。

そうやって、一つずつ物語の装飾をはいでいって、最後に残ったエキスがわかったら、極上のテンプレートを一個ゲットですよ。
まあ、松浦程度の技量では、それができるかどうかはわかりませんが。

とにかく、現段階で一つだけいえることは、今回の飛行シーンはアニメーション史上最高のできだとということです。『紅の豚』よりも色彩が美しくはかなく、『王立宇宙軍』よりもリアルです。

あとがきを書き終えて

長らく毎日更新で連載してきた『あたしのバットマン』のあとがきを、今朝アップしました。
約3週間、根気強くお付き合い下さった皆様に感謝いたします。

ここでちょっと裏話を一つ。
実はこの作品の原型を書いたのは、まだウィンドウズ９８のvaioを使っていた頃のこと。

その後、改稿を重ねて今のバージョンになりました。
そういった意味では、結構思い入れの強い作品です。

しかし同時に、あまり人目にふれないかわいそうな作品でもあります。
テキスト数は多いですが、文字数は少なめです。古い携帯でも十分に表示できます。どうぞお盆休みのお供に。


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sent from W-ZERO3

ロゴが出た！

当然のことだが、このブログはＰＣで編集し投稿している（携帯電話で書くこともあるが）。そして、松浦の場合は基本的にＩＥで表示させて確認している。
今日は、そのＩＥに関するお話。

誰もが使うであろう機能の一つに、『お気に入り』があると思う。あっちの世界へいっちゃってる人は、ＵＳＢフラッシュメモリに入れて持ち歩くほどである。

確かに便利だ。
というより、なくてはならない仕掛けだ。
だが、この『お気に入り』で気に入らないことがある。

それは、サイト名の左側のロゴが表示されたりされなかったりすること。
はじめから画像が用意されていないサイトは仕方がない。それはそれでいいのだ。
シンプル・イズ・ベストだ。
ところが、松浦のＰＣはなぜかYahoo!だけがロゴの機嫌が悪いのである。この一ヶ月ほど、ずっと無味乾燥な『ｅ』の飾り文字でごまかされてきた。

それが、昨日突然復活したのである。
あれほど忌々しいと思っていた『Ｙ！』の印だが、やはりあるべきところにきちんと表示されると、なんだかＰＣの調子がよくなったような気がするほどである。

置物もどかしてみると落ち着かない、とはまさにこのことか。

連載終了まであと一回

こんにちは。
今日あたりから休みの方も多いのではないでしょうか？
早い人は先週末に海外に行かれたようですが……。

さて。
Texpoで連載中の『あたしのバットマン』も、残すところあと一回となりました。
今回は、携帯電話で読むということを意識した方法でアップしてきました。
具体的には、１テキストの文字数を３０００字以下にする（できれば１０００から２０００字）。毎日通勤時間帯の前にアップする。
の二点です。

しかしまあ、ふたを開けてみれば鳴かず飛ばずでした。
厳しいですが、これが現実です。
やはり、何か箔をつけないことには誰も読む気にはならないのでしょうね。
それが証拠に、MVP賞を取ったアイレボブックスですが、松浦の二作品はともにランキング１位を取りました。また、あの『蟹工船』とも売り上げランキングで競っていたのです。

とにかく、今は出版社系の新人賞を取ること。
王道といってしまえばそれまでですが、これ以外に専業への道はないと思っています。