【目次 : 八鬼山越え】①序章, ②七曲がり, ③桜茶屋一里塚~九木峠, ④荒神堂~八鬼山峠, ⑤さくらの森広場, ⑥江戸道,十五朗茶屋まで, ⑦終章, ⑧エンドロール
八鬼山越えのその後について,少しだけ触れておきたい.三木里町の国道に合流した後は,へとへとになりながら,三木里駅を目指して歩くていく.駅まで1キロメートルほどだが,疲れ切った体にはとても長くて辛い距離だった.それでも,どうにかして三木里駅にたどり着く.電車到着の20分前だった.
この電車を逃すと,次は2時間後の16:30になってしまうので内心ヒヤヒヤした.三木里駅は無人駅舎で,切符を買おうにもどうしていいのか分からない.駅舎の待合室のベンチに腰掛けて休憩していると,地元の方数名がやってきた.切符は電車の中で,受け取ればいいそうだ.
無事に電車に乗る.宿をとっている尾鷲駅までは,九鬼・大曽根浦の2駅しかないが,紀勢本線に乗るのはこれが初めてだ.電車は年季の入った車両ではなく,光沢のあるステンレス製の外装にオレンジのラインが入った最新車両だった.いつか和深駅で見たブルーの古風な車両に乗りたかったけれど,こればかりは仕方がない.
それから,電車は三木里駅から大曽根浦駅まで山の中をトンネルで通過する.残念ながら海を見ることはできない.よくよく考えてみたら当然のことで,曲がりくねったリアス式海岸に線路を引くわけにはいかない.実際のところ,電車は尾鷲から熊野までずっとトンネルの中を走っている.この地域は,R311をオートバイで走るのが一番いい.
そうこうしている内に尾鷲駅に到着し,20分弱の電車旅はすぐに終わってしまった.初めて降り立つ尾鷲駅のプラットフォームだが,GW中とは思えないほどにがらんとしていた.とは言え,わたしにとってはとても貴重で充実した紀勢本線の旅だった.いつの日か,紀伊半島を紀勢本線で周れればと思っている.
尾鷲駅から出れば,長かった八鬼山峠越えも本当の意味で終わりだ.スマートフォンに内蔵された万歩計は2.6万歩を表示していた.距離にして15キロメートル弱だ.こんなに歩いたのは生涯初めてだと思う.半日間の出来事とは言え,見るものすべてが新鮮でおもしろかった.八鬼山峠越えはわたしにとって,何か新しい扉を開いてくれたように思う.
八鬼山越えのその後について,少しだけ触れておきたい.三木里町の国道に合流した後は,へとへとになりながら,三木里駅を目指して歩くていく.駅まで1キロメートルほどだが,疲れ切った体にはとても長くて辛い距離だった.それでも,どうにかして三木里駅にたどり着く.電車到着の20分前だった.
この電車を逃すと,次は2時間後の16:30になってしまうので内心ヒヤヒヤした.三木里駅は無人駅舎で,切符を買おうにもどうしていいのか分からない.駅舎の待合室のベンチに腰掛けて休憩していると,地元の方数名がやってきた.切符は電車の中で,受け取ればいいそうだ.
無事に電車に乗る.宿をとっている尾鷲駅までは,九鬼・大曽根浦の2駅しかないが,紀勢本線に乗るのはこれが初めてだ.電車は年季の入った車両ではなく,光沢のあるステンレス製の外装にオレンジのラインが入った最新車両だった.いつか和深駅で見たブルーの古風な車両に乗りたかったけれど,こればかりは仕方がない.
それから,電車は三木里駅から大曽根浦駅まで山の中をトンネルで通過する.残念ながら海を見ることはできない.よくよく考えてみたら当然のことで,曲がりくねったリアス式海岸に線路を引くわけにはいかない.実際のところ,電車は尾鷲から熊野までずっとトンネルの中を走っている.この地域は,R311をオートバイで走るのが一番いい.
そうこうしている内に尾鷲駅に到着し,20分弱の電車旅はすぐに終わってしまった.初めて降り立つ尾鷲駅のプラットフォームだが,GW中とは思えないほどにがらんとしていた.とは言え,わたしにとってはとても貴重で充実した紀勢本線の旅だった.いつの日か,紀伊半島を紀勢本線で周れればと思っている.
尾鷲駅から出れば,長かった八鬼山峠越えも本当の意味で終わりだ.スマートフォンに内蔵された万歩計は2.6万歩を表示していた.距離にして15キロメートル弱だ.こんなに歩いたのは生涯初めてだと思う.半日間の出来事とは言え,見るものすべてが新鮮でおもしろかった.八鬼山峠越えはわたしにとって,何か新しい扉を開いてくれたように思う.
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