御座白浜から一路,白浜のちょうど対岸に位置する志摩市の浜島町へとやってきた.浜島町の国道260号線を走っていると,何か緑色に光るきれいなものが目に入る.Uターンして戻ってくると,ビン玉のモニュメントだった.
気仙沼市と志摩市が遠洋漁業で親交があるとは知らなかったし,気仙沼で作られたビン玉が志摩半島にあるとは思いもしなかった.防波堤沿いの小道に,ビン玉が等間隔で並べられていて,とてもさわやかな雰囲気になっている.
真冬なのにまるで真夏のような景色で,なんだかちょっと不思議な感じだ.そして,太陽の光がこのビン玉に当たると,鮮やかな緑色になるのがきれいでとてもいい.
この道はビン玉ロードと言って,夜間はライトアップされるそうだ.寒波で震えるような寒さの中,このビン玉を見ると,夏の匂いが記憶と共に蘇ってきて,寒さが少しだけ和らぐような気がした.
ビン玉ロードで元気をもらって,寒波の中,海沿いを風に煽られながら進んでいく.急ぐ旅ではないので,ゆっくり休みながら行けばいいと自分に言い聞かせながら・・・.時刻は12時を過ぎても,気温が上がってくる気配は一向にない.
上空には,分厚い雲が立ち込めていた.雪や雨にさえ降られなければ,御の字だ.山間部は避けることにして,慣れ親しんだ紀伊半島の海沿いを南下していくことにした.
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