久しぶりに奈良と三重の県境,高見峠を越える.国道は交通量が多いので,飯高町の栃谷,青田~蓮ダムを繋ぐ狭い舗装林道をいつも使うようにしている.何度も走った道だけど,寂し気な空き家があることに気付く.
自転車は雑草に覆われ,家の前は草木が生い茂っていて,使われている気配はない.立派な木製の門には,Green Factoryと書かれている.もしかすると,この辺りの樹木を使った工房か何かがあったのかもしれない.
グーグルマップで確認してみると,2012年のストリートビューが出てきた.とてもきれいな外観で,少なくとも10年前は現役だったようだ.住人がいなくなってから,何年経つのか分からないが,空き家の前では昼下がりの太陽に照らされ,ススキが輝いていた.
逆光のススキも中々いい感じだ.空き家の前でしばらく,風に舞うススキを眺めては,シャッターを切るのだった.ススキが輝いていなければ,ここで立ち止まらず,この空き家の存在に気付くこともなかっただろう.
それにしても,10月末にしてはちょっと寒い気がする.山の気温は10℃前後と,かなり冷え込んでいる.結局,秋のツーリングはどこも遠くへ行けないまま,冬を迎えることになりそうだ.
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