ようやく10月らしい気候になってきた.明け方はもうメッシュジャケットでは寒くて,スリーシーズンジャケットに切り替えることにした.午後から天気は下り坂になるというので,朝駆けすることにした.
明け方はスリーシーズンジャケットでも寒いくらいだ.それでも,久しぶりに感じる冷たい空気がとても心地よかった.そして,夜明け前は,山の稜線やススキのシルエットが強調されて,とても美しく見えることに気付く.色のない世界もなかなかいいと思う.
この日もお決まりの安積親王陵墓,そして和束町を一望できる峠のタイトコーナーで日の出を待つことにした.空には雲ひとつなく,日の出を見るには絶好のコンディションだった.
太陽が昇ってくるまでのあいだ,和束町の景色を写真に撮っていると,霧なのか靄なのかよくわからないが,安積親王陵墓のまわりに白い渦が巻いていた.渦は一瞬のうちに立ち消えてしまったが,とても幻想的な光景だった.
そうこうしている内に,太陽が三ヶ岳から顔を出して昇ってきた.先週も同じ場所で,日の出を見たばかりだけれど,日の出の瞬間と言うのは,何度見てもいいものだ.
太陽の位置も一週間経つと,どことなく南寄りに変化しているようだ.真っ赤な光が辺り一面に降りそそぐ.和束町での夜明けの瞬間は,あっという間の内に終わってしまった.
太陽はどんどん上昇していき,今度は真っ白な光で辺りを照らし出す.午後から雨が降るという予報が嘘のように,真っ青な空が広がっていく.さて,道路が混む前に帰宅することにしよう.
緊急事態宣言も解除され,コロナウイルスの新規感染者数も減少傾向にある.第6波は必ず来ると警鐘は鳴らされているが,もうそろそろ泊りでゆっくりツーリングができたらいいなと思う.
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