7月の4連休は,好天に恵まれたものの暑くてたまらない.どこも宿の予約は取れず,日帰りで長距離を走ろうものなら,熱中症でやられてしまいそうだ.丹後半島に行ってきたときの雑多な写真で,ツーリング気分を味わうことにでもしよう.
丹後半島といえば,袖志や新井の棚田がとても美しい.それは,背景にある海が大変にきれいだからかもしれない.よく行くことが多い紀伊半島の海もきれいだけれど,やはり太平洋と日本海とではどこか違って見えるような気がする.
丹後半島と紀伊半島とでは,自生している植物の種類も違うだろうし,空の青さも同じでないように感じる.紀伊半島のように南国を連想させる雰囲気はない.日本海には,日本海の良さがあるわけだ.
日本海を間近に感じられる道路もオートバイで走るにはとても気持ちがいい.交通量も,宮津や伊根を過ぎてしまえば,極端に少なくなる.コロナ禍になってからは,地図はほとんど見ずに,海の方へ続く道を勘を頼りにして走ることが多くなった.
だいたいの目的地を決めて,その辺りを隈なく走り込んでみると,地図ではわからない土地の良さを発見できることが多い.もちろん,収穫のないこともあるけれど.とにかく,あまり人にはお勧めできないツーリングスタイルであることは間違いない.
丹後半島は,国道からそれて海沿いを走る県道や村道がたくさんあるので,わたしのツーリングスタイルには持って来いの場所だ.陽が傾き始めてくると,少し気温も下がってきた.この時期は夕刻の時間帯が少し待ち遠しくもある.
夕方になると,ただでさえ少ない交通量がさらに減少する.昼間の風景とは違って,急に哀愁がただよう景色に様変わりしてしまう.みんなどこへ行ってしまったのだろう.
この日は,丹後町の間人と書いて,たいざと読む場所にて日没を迎えることになった.かなり久しぶりに迎える海での夕景だ.それにしても暑い中,一日よく走ったもんだ.達成感と充実感に包まれる瞬間だった.
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