今年も京都の最北端,丹後半島の袖志(そでし)まで行ってきた.丹後半島まで行くには京都の市街地を通過しなければならないので,つまらないけれども京都縦貫道路という高速を使うことにしている.1時間ほどの眠気を誘う退屈な高速道路を降りれば,丹後半島のきれいな海が目前に広がっている.
袖志の町の奥に万福寺というお寺が高台に建っている.オートバイを停めて,階段を上がってお寺まで行くと,日本家屋を眼下にきれいな海を眺めることができる.海岸線に並ぶ木造家屋の袖志の町並みは,古き良き日本の原風景といった感じがする.
万福寺を後にして,さらに高台にある袖志の棚田までやってきた.稲がすくすくと育っており,さわやかな緑が風に吹かれて気持ちよさそうに揺れていた.人の気配もなく,辺りはとても静かで,聞こえてくるのはそよぐ風の音だけだ.
海と青空を背景にした棚田の風景は,とてもさわやかで気持ちがいい.とはいえ,ライダー装備の格好でこの炎天下にいると,全身から汗が吹き出しそうになるほど暑かった.暑さを我慢してまで,シャッターを切り続けるのは,目の前に素晴らしい風景があるからだ.
棚田からは京都の最北端,経ヶ岬もしっかり見えた.袖志の風景は,いつまで見ていても飽きることがない.わたしにとって,お気に入りの場所のひとつだ.
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