9月の中旬を過ぎても蒸し暑い日がつづく.この暑さの中をツーリングするのはなかなか辛いけど,いつも通り安定の七色ダムから七里御浜海岸へ,そして熊野・尾鷲を周回してきた.熊野の山の中は秋めいてきたのか,少しだけ涼しかった.
七色峡線を抜けて,熊野の七里御浜海岸へたどり着く.海岸線は山の中と違って,灼熱の暑さで頭がクラクラするほどだ.この暑さのせいなのか,いつも獅子岩の正面にいるはずの観光客たちの姿が見当たらなかった.
そういうわけで数年振りに,獅子岩の正面にオートバイを停めて,獅子岩の真下から七里御浜海岸の波打ち際まで向かうことにした.正面に見えるのは魔見ヶ島で,快晴の熊野灘には強烈な陽射しが降りそそいでいた.
七里御浜海岸はいわゆるビーチではなく,砂礫海岸なので歩くたびに足が砂礫にもぐり込んではザクザクと音を立てる.足が砂礫に取られて消耗するので,この時期は波打ち際まで行くだけで汗だくだ.
波打ち際までたどり着いたら,腰をかけて夏の海の風景を楽しむのがここ最近のルーティンワークになっている.白波を立てる直前の海は,いろいろな形や色を示すことに気付く.暑くなかったら,ずっと眺めていられるのにと思う.
そして,毎年9月に海を眺めると夏の終わりを感じて一抹の寂しさを感じるけど,今年はそうでなく,早く秋が来てほしいと願うほど過去最高に暑い夏だったと思う.
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