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梅雨の時期にオートバイを乗り換えたので,晴れた日はしかっりと走っておきたい.オートバイが新しくなって変わったことと言えば,朝早起きするようになったことだ.4時台に自宅を出て,熊野の入口,池原ダムに到着すると,白んだ朝陽と共にゲートが出迎えてくれる.
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池原ダムからそのまま国道を南下すれば大泊海岸,県道を南下すれば七里御浜海岸に1時間もしないうちにたどり着く.オートバイを海岸沿いの国道の路肩に停めておいて,波打ち際に座り込んで真っ青な熊野灘と久しぶりの再会を果たす.
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梅雨の晴れ間の熊野は初夏のような感じで,砂浜に長居することはできず,びっしょりかいた汗を乾かすために慌ててオートバイで走り出す.ところが,ものの数分で再びオートバイを停めてしまう.七里御浜海岸のすぐ北側の大泊海岸の海は青くてきれいだった.
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大泊海岸と言えば,鬼ヶ城や魔見ヶ島(マブリカ)で知られていて,ライダーじゃなくても知っている人は多いと思う.ここでもまた景色を眺めたり,カメラで写真を撮っていると汗が出てきて仕方がない.こればかりは重装備たるライダーの宿命なのかもしれない.
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大泊海岸を後にして,数分ほど北上すれば波田須海岸の景色が自然と目に留まる.全身が汗でぐっしょりだけど,ここまでくれば捨て鉢の精神で,がっつりと寄り道することに決める.徐福の新緑のクスノキがとても美しく見えた.
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新しいオートバイでも波田須の海岸を下って行って,いつものようにクスノキと熊野灘を背景に写真を撮ってみる.被写体がライムグリーンでないことに時の流れを感じ取る.この後,クスノキの真下まで行ったけれど,熱心なカメラマンがいたのでそのまま走り去る.
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そうは言っても波田須海岸を少し北上すれば,今度は二木島湾のお出ましだ.英虞崎を遠望できる太郎坂広場で最後の休憩だ.ヘルメットのなかはぐしょぐしょだし,衣服も汗で肌にへばりついて不快感は最高潮なのだけれど,この景色に勝るものはないと思う.
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こんな感じで新しオートバイで行く熊野は,いつもとおなじように素晴らしかった.とは言え,世の中は広い.熊野とおなじか,またはそれ以上に素晴らしい風景がまだあるかもしれない.新しいオートバイではそんな場所,第二の熊野を探したいと思っている.
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