台風14号が去った翌日,天気は回復しそうなので,オートバイを走らせた.山道は,冠水していたり,樹木の枝葉が散乱しており,酷く荒れていた.幾つもの峠を越えて,いつものようにまずは尾鷲港へ立ち寄った.
尾鷲港は,雲ひとつない好天に恵まれていた.そして,海沿いは山間部と違って,とても暑かった.釣り人達は,皆Tシャツ一枚という軽装だった.いつもと同じ尾鷲港の風景であるはずだったが,何か違和感があった.それもそのはずで,旧火力発電所の煙突の先端が,部分的に無くなっていた.
新しくバイオマス発電所を建設するために,旧火力発電所が解体工事に入っていることは知っていた.ようやく,煙突にも解体のメスが入ったことになる.尾鷲港のシンボルとも言える煙突が,もうすぐ無くなってしまう.そう思うと,少し寂しい気持ちがした.
煙突の件は残念だったけれど,台風一過後の空は青く澄み切っており,絶好のツーリング日和だった.
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