京都府は相楽郡和束町.別名,茶源郷.真冬の茶畑は,抹茶ケーキの粉砂糖を連想させるような雪をかぶっており,かわいらしい姿を見せてくれる.それでも午後になると,この粉砂糖はすっかり溶けてしまうので,朝の早いうちにだけ出会える光景だ.
霜が降りたりしないように,お茶の葉の上にお布団がかけられていることがある.雪が降ると,この布団の上に雪がきれいに積もってしまうようだ.まるでまっしろなロールケーキのように・・・.
そして,真冬は茶畑の色が少し褪せて見える.夏場の燃えるような濃い緑色とは違って,上品な薄い緑色を装っている.人間の様に,日焼けした肌の色が元に戻るのと同じかもしれない.
一年を通して,茶畑はいつ見てもある一定の丸みを帯びた形を保っており,よく手入れされていることがわかる.なんとなく茶畑もうれしそうにしているような気がする.春の陽気を楽しみに待っているのは人間だけではないようだ.春の茶畑は,どんな姿をみせてくれるのだろうか.
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