オートバイで旅して観たモノの記録

 Ôtobai de tabi site mita mono no kiroku.

秋の和束町

2020年10月10日 | 和束町~茶源郷~


 不穏な天候が続いており,せっかくの休日も朝から曇天模様だ.雨は降らないようなので,和束町までオートバイを走らせた.曇り空の下でも,たわわに実った稲穂が黄金色に輝いていた.



 和束川沿いの田圃の畦道には,真っ赤な彼岸花が咲き誇っていた.黄金色の田圃と緑色の茶畑との共演は,とても色鮮やかで,疲れた目を癒してくれた.



 彼岸花の放射状に反り上がるよう咲いた真っ赤な花は,燃え盛る炎のような凄味がある.ちょっと近寄り難い気がしないでもない.このような花が,毎年決まった時期に咲いては枯れるを繰り返すのだから,自然というものは驚異的だ.



 そんな彼岸花を茶畑と一緒に撮ることができるのも,京都に住んでいる特権かもしれない.それでいても,彼岸花と茶畑をいい絵で撮ることが出来ないでいる.来年の彼岸まで,腕をあげて待つことにしよう.



 関西に来てから,和束町で彼岸花を見ると,秋を感じ,一年の終わりを意識するようになった.そして,今年も残り3ヶ月を切ってしまった.年の瀬に向かって,オートバイと共に走り始めるのだった.

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