串本町から熊野川町に出た後は,和歌山・奈良・三重の県境近くにある七色ダムへ向かった.県道からダムが見える定点スポットでいつものように休憩する.対岸にあるキャンプ場はよく利用させてもらったが,コロナ禍にあって休業が長いこと続ているようだ.
七色ダムから国道のワインディングロードを楽しみ,池原ダムへ.山深い紀伊半島の中にあって,ぽっかりと空いた人造湖の巨大空間が,周囲の景色を強調している.水量はこの時期にしては,少し多いと思われた.
池原ダムからは,シニゴー線を東走して尾鷲の海を目指す.この池原ダム~尾鷲は,4月ごろに一度走行したが,その後,災害による通行止めが長いあいだ続いていたようだ.そして,つい最近になって,ようやく通行止めが解除されたという.
この区間は開かずの国道と呼ばれるくらいなので,走れるときに走っておかないとね.通行止めが解除されたばかりなので,道はきれいで走りやすい.気を付けるのは,濡れて地面に張り付いた落ち葉くらいだ.廃屋のある砂防堰堤の前で,いつものように小休止する.
そして,不動橋と銚子滝が流れる真っ赤な不動橋のたもとまでやってきた.水量は,やや多いといったところだろうか.この不動橋の柵も,和r229の長瀞橋に劣らず低い.オートバイから降りると,少し腰が引けてしまうほどだ.
その後は,通行止めが解除されたシニゴー線を一気に駆け抜ける.尾鷲側では,一部,樹木が紅葉して色付いていた.ちょっと時期が早かったようだ.この記事を書いている今頃は,もっときれいに色付いていることだろう.
そして,無事にゴールの尾鷲港へたどり着く.走り通して,今朝コンビニで買った朝食をまだ食べていないことに気付く.尾鷲港の係留柱に腰掛けて,昼食としていただくことにした.海を見ながらの食事は,たとえコンビニ飯であってもおいしいものだ.
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