貴重な梅雨の晴れ間,走り慣れたいつものあの場所へ.早朝に家を出て,交通量の少ない道を奈良方面へ南下していく.R169に接続すると,さすがに自動車の数が増えてくる.それでも,8時ごろに池原ダムへ到着することができた.
自宅からダムまで走り通しだったので,堰堤で一休みすることにした.池原ダムは,相変わらず静かで,日常の喧騒から解放してくれる場所だ.そして,気が付けば,山はもう新緑の明るい緑ではなくなっていた.もう梅雨入りしてから,一か月が過ぎようとしている.
堰堤の下にある下北山スポーツ公園は,土曜日の朝ということもあって,誰もいない様子だった.ここのキャンプ場は,コロナ禍でも営業しているようだ.あと数時間も経てば,芝生の上にカラフルなテントたちが並ぶことだろう.
さて,そろそろ池原ダムを出発しよう.とは言え,地図とにらめっこしても次の目的地が決まらない.常套手段としては,熊野や尾鷲の海に出てから,峠越えを繰り返して,戻ってくるのが無難なルートになるのだが,たまには寄り道でもして,新規開拓してみることにした.
池原ダムから数キロ南下すると,三重県熊野市に入る.国道から高尾谷方面へ分岐しているピストンの舗装林道がある.この辺りは,五郷町桃崎といって,高尾遊園地という廃墟が残っている.そして,この道の先に,かつて修験道の行場だった場所があるという.
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