三重r46を大紀町側から走行し,路面の鋭利な石ころや苔,幾つもの急な傾斜の九十九折れに苦しみながらも,藤坂峠へ無事に到着した.峠には砕石場に続く道とNTTの無線中継所に続く道があった.今回は余裕がないので,二つともパスすることにした.
峠からは,南伊勢町方面,そして海を望むことができる.この日は雲ひとつない晴天だったが,遠方の景色が霞んでしまっていた.ただの一回来た者には,真の景色を見せてくれないのかもしれない.
峠から海の方まで,なだらかな傾斜の山がずっと続いている.平地というものが全くないリアス式海岸のようだ.これから走る道が,黒い筋のように横一列になって見えた.それにしても,このような所に道路があること事体おどろきだ.道路工事は至難の業を極めたことだろう.
南伊勢町側の下り区間も,ガードレールのない狭路が続いている.下りということもあって,九十九折れは,そう苦にはならなかった.そう思って安心していた矢先,驚くべき光景に出くわした.道路に鋼板のようなものが,一面に渡って敷かれていた.
鋼板は路肩側に配置されている所が多かった.路肩が崩落しないように,路肩にかかる荷重を分散させる役割があるのかもしれない.鋼板の上は滑りやすいので,避けながら走ろうとすると,岩盤むき出しの法面側を走行することになってしまう.鋼板と岩盤むき出しの法面に苦戦しながらも,無事に峠を下り切ることができた.
三重r46は,噂通りの険道だった.ガードレールのない,こんなにも狭い道だとは思いもしなかった.残念だったのは,藤坂峠からの景色が霞んでいたことである.近いうちにもう一度,リベンジしようと思うのだった.
そして、パッと広がる視界~
THE峠!!
ですね
(*´・ω・`)b
三重…
特に志摩方面は海がメインのようですが、山深さもなかなか
(*-ω-)
また一つ、参考になりました
(*・ω・)
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コメントありがとうございます.
鬱蒼とした山間から急に開ける視界,峠を走る醍醐味ですね.
たしかに三重県は海のイメージが強いですね.山は険道が多すぎるのかもしれません.
これからも紀伊の山のよさを少しでも紹介できればと思っています.