今年も腰越峠を和束町側へ下った先にあるタイトコーナーで満開の桜を観ることができた.太陽はまだ山から顔を出したばかりで、辺りはまだ薄暗いけど、白いような赤いような絶妙な感じの桜の花が美しかった.
桜も美しいけど、薄雲を通して太陽に照らし出されたモノクロームの和束町の遠景もすばらしい.空には飛行機雲とは明らかに異なる白い雲が糸を引いていた.ここは本当によく不思議な光景を観せてくれる特別な場所だと思う.
朝の幻想的な雰囲気の中でしばらくの間、桜を観たり、和束町を眺めたりと、遠出のプランがあるのだけど、思いのほか足止めを食らってしまった.通いなれた道だけど、思いがけない風景に出会えた瞬間だった.
しばらくすると、太陽ははるか上空へ上昇し、明るい光を降りそそぐ.辺りは幻想的な雰囲気からいつもどおりの景色を現す.峠を急ぎ下って、目的地へとオートバイを走らせることにした.今日も素晴らしい一日が和束町から始まっていく.
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