池原ダムに立ち寄るのは、決まって午前中の早い時間帯ばかりだ.その時間帯は、雲が多かったり、太陽の位置がまだ低くて空が白んでいることが多い.今回は、珍しく正午を過ぎた頃合いに池原ダムへ訪れた.
池原ダムの上空には雲ひとつない青空が広がっていた.あまりの開放感の気持ちよさに、滅多に立ち寄ることのない管理棟の屋上まで行って、のんびりと景色を眺めては、写真を撮ったりしてみた.
ここ最近は雨がよく降ったので、池原ダムの貯水量は満杯に近い状態だ.湖岸の黄土色の斜面が、珍しく水面下に隠れている.まさに青一色のダムと言った感じで、とても晩秋とは思えない風景だ.
先を急ぐ旅もいいけど、たまには余裕を持って、通いなれた場所でのんびりしてみると、意外な発見に気付くことが多い.そんなことを思わせてくれた青空の池原ダムだった.
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