Velo-city

"It never gets easier, you just go faster."

牧馬峠~厳道峠~雛鶴峠 (約)200km

2009年09月20日 | 超級山岳
未踏の道は本当に楽しい。
これからも、未踏の道に踏み行って行かふ


安寺沢集落にて


日本晴れの下、正しい日本の農村、山奥の集落の風情を楽しんできました。
が、しかし
膝を痛めてから初めてのロング、体力の衰えを痛感しました。
富士チャレに向けて、体を絞らないと…

ニョホホ先生の記事もどうぞ


今日のテーマはリーズナブル
おにぎりを背中に満載、粉末ドリンクを用意。
結局1000円以下で200kmを走りました。
反省点としては後半になると飲料は麦茶、食糧は甘いものが欲しくなったこと。
羊羹と麦茶パックの割合を増やそう。

まず、アプローチは新横浜から鶴サイをずっと走って津久井湖まで。
津久井湖では幹事特権で勝手に寄り道させていただく。
神奈川険道515号三井相模湖線
絶滅危惧種マスクマンの生息地です。今日は目撃できずwww


津久井湖にて


梶野の交差点を藤野側にまがり、標高410mのアペタイザー、牧馬峠へ。
まだ体力もあるので、なんとかかんとか登ります。
結局やすろう先生は200km近く全部52Tのアウターで走り切ったようで。クワバワクワバラ。(((( ;゜Д゜)))

このあと76号線で青根へ向かいます。林道太郎さんの言う通り、この道は本当に風光明媚。


道志ダム。砲台に3人が。


今日の花。彼岸花。またの名を曼珠沙華。
全草有毒です。食べちゃだめですよ。
丹沢の日向薬師では百万本がいま満開らしいです。誰か行ってきてぇ~


次に向かうは昔は「強盗峠」とも呼ばれていた、厳道(がんどう)峠です。
林道太郎さんが行きたがってので、勝手に偵察に行きましたwww

昔、ここを通る蚕商人が強盗にあい、身ぐるみ剥がされただけでなく、死体を樅の木につるされ、自殺に見せかけられたこともあるとか。

入り方が非常に難しいです。林道探索の嗅覚さえあれば大丈夫ですが。
大渡のキャンプ場を過ぎて、隣の集落に入ったらすぐ秘密の回廊への入口があります。
落石、砂利、漏水、小枝だらけの日本の正しい林道です。交通量皆無ですが、暑いのでちょっと裾上げをば・・・


非常に残念なレーパンマンwww
ガンドゥ!


単に短パンで走っていると思えば、なんてことないんですけど。なんでこんなに卑猥なのでしょうか。大変失礼しました。
参考まで>>15歳の時のトライアスリート、ランス・アームストロングの貴重な画像。これもまた短パン。


25%の激坂で撮影大会


どこかで見たことのあるアングルだな・・・


↑春のクラシックでした。乗っているのはLe Roiだよ。


大室山&加入道山と、御正体山の稜線が高度をおろした先には・・・


ここはおにぎりと湯沸かし器をもって寒い朝に来たいですね。


野原林道は終わり、安寺沢林道へつながります。山中深い集落、趣が深い。






安寺沢の集落を過ぎたら、川の逆側へミスコース。対岸に戻るためには、丸太橋を渡らないといけません。幅2mくらいの橋で、こんなの絶対自転車乗れねー!と歩いて渡ります。


チャ、チャレンジャーだな


秋山温泉でまんじゅう休憩してから、今日のメイン、雛鶴峠へ。

雛鶴は、自転車乗りにとってはナルシーの練習場所として有名です。
名前の所以は護良(もりなが)親王にまつわります。後醍醐天皇の皇子であった護良親王は皇位簒奪の疑いをかけられ中先代の乱で暗殺されてしまいました。親王の寵妃であった雛鶴姫は、愛する親王の首を抱えて涙ながらに追手から雛鶴峠を越えたとされています。こちらに詳しい。


さてさて、もう足はスッカラカン。


おおぜいのナルシーとすれ違いました。

峠自体はたいしたクライマックスもなく到着。で、頂上には新雛鶴トンネルが。

新トンネルがあるということは、必ず旧トンネルがある。
旧トンネルがあるということは、旧道>廃道>廃隧道がある。これ常識。

というわけで、不安がるニョホホ先生をたぶらかし、旧道へ。


なんだこの悪道www

進めば進むほど、道なき道へ変貌していきます。
やすろう+ニャロメのテンション
決戦用バイク+ホイールで廃道に連行されたニョホホ先生のテンション

ニョホホ先生、数の論理で押し切ってしまい、ごめんなさい











そして、今日のその時を迎えます・・・



キ、キタ……(゜∀゜)……?






               ∧∧
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通行止め


往時を偲ぶ、20年前の画像です。こちらのサイトに紹介されていました(無断転載です。ゴメンナサイ)
20年でここまで荒廃するもんなんですね。


ニョホホ『もう帰ろうよー(泪目)』

突撃


侵入成功♪


ニョホホ先生・・・(滝涙)




中は荒れ放題、そして真っ暗。冷たい風が隧道内を走り抜けます。
特に真ん中の手掘り区間は、ものすごい荒れよう。
今この瞬間に地震がきたら間違いなく瓦礫の下決定ですな。


ニャロメ『白骨死体とか、捨ててあるんじゃね?』
ニョホホ『やめてぇ~~~~!!!』


この通り。このまま横浜まで帰ってきました(嘘)