きっかけ:@ishikohさんの
雪の壁レポ
まずこれに旅情をいたく刺激されてしまった。最近はレースにむけてストイックに追い込む練習ばかりしていたので、ガス抜きをしたかったのでしょうか
。一週間あたり前から「直江津逃避行病」を発症してしましました。この病気に効く薬はありません。
前日のTTT練@荒川を終え、家に戻ったのが夜の8時。5/1に予定されていた竹芝 神奈川練が雨により開催が危うくなっていたのがわかりました。これは4/30の内に走行距離を荒稼ぎをしておかなくては・・・
よし決めた。日本海まで行ってみよー。
最近このブログもトレーニング日記が多くなっているし、たまには旅情たっぷりのツーリングをしたいな、ということで即決。
ニャロメ「明日脱走するよ。そのかわり日曜日・月曜日は自転車乗らない」
ニャ嫁「どこ行くの?」
ニャロメ「北陸地方w」
ニャ嫁「ずいぶん遠くまでいくのねー(←信じてない)」
10時に就寝。2時に起きた。2時半に出発。
着替えも持たず、ウィンドブレーカー、長指グローブを予備にもってバッグなしの軽装備で出発。
「なにあそ」SNSにいたずらの書き込みをして仕込みはOK!
自転車はクロモリLeMond、シフターだけエルゴパワー、ホイールは手組みではなくShamal、コグは11-23T。2200mの山が控えているので11-23Tに一抹の不安を残すが、最近の調子からみて大丈夫かな、というわけでGO!
菊名>綱島>武蔵中原>二子橋>田園調布>上野毛>用賀>成城>高井戸>井荻>谷原>和光>朝霞>新座>三芳>川越>東松山>熊谷>深谷>本庄>倉賀野>高崎>吉岡>渋川>金島>岩櫃城>吾妻峡>川原湯>八場ダム>長野原草津口>
2年前と同じルートでまずは最強に広い関東平野のきりとりにかかります。
高井戸のスキヤでなにあそのSNSの「2010年 直江津集合 今ココ」掲示板に書き込みます。(
去年のあれ)
最初はみなさん「なんで半年前のスレが更新されたのだろう?」と思うだろうなー。ニヤニヤ。
Twitterには渋峠の頂上まで内緒にしておきました。
注:SSRなみなさんは毎年何十人で直江津に行ってしまいます。ですので東京~直江津は自転車乗りにとっては別に特別なことでもなんでもありません。初めて聞いた人、あまりビックリしてはいけません。距離感覚が壊れてしまった一部の人にとっては、「ちょっとそこまで」的な範囲内です。
2年前の脱走事件の時は、渋峠までとった写真がすべて消えてしまったので、今回やっと記録に残せます。
ここら辺はひたすら無心に、32-34km/hくらいで淡々と走り続けます。
ロングライドにはエルゴパワー、ではないでしょうか。
とにかく握り心地がしっくりくる。
シマノの時は上ハンドルも交えたりしますが、カンパのブラケットポジションはあまりにもベストフィットなので、上ハンドルを持つ必要を平地では感じません。結局325km走って、上半身のトラブルは1つもありませんでした。
欠点は・・・草津に登る峠で発見しました。後述します。
どこかで聞きましたが、カンパのエルゴパワーは、「200キロのレースの最後で全力が出せるよう、レースの9割近くストレスフリーでライディングができる」人間工学を目指しているそうです。
とにかく、2年前と比べてあまりの順調さにビックリします。
あの時立ち寄った数々のコンビニ、休憩して仮眠をとった場所を次々に無休憩で通過。
季節が涼しい、というのもあるでしょうが平均速度で2km位違う印象です。
「荒川なう」とここでつぶやきます。
二日連続で荒川に練習に行ったと皆さんは思うでしょうね。
たくさんイイネ!をいただきました。
皆さんの眼を荒川河口エリアに引き付けておいて、北へ逃げる。欺瞞作戦成功です。イヒヒ。
熊谷~深谷~藤岡も、前回朝寝をした公園をさくっと通過。高崎の手前で碓氷峠越えで長野を目指す大宮のローディと出会いました。
渋川まで120km位でしょうか。平均は28.5km/hとか。
ここからは日本ロマンチック街道、ヤッホーツーリングのスタートです!!
いきなり雪山が視界に飛び込んできて、テンションあがります。
早くイキテー!ジロ・デ・イタリアな世界へ。しかしここから草津口まで、標高600mを登り基調でじわりじわりと上ってまいります。ここにきてアベレージも順調に下降し、185km地点で27km/h台に入りました。
あれよあれよという間に景勝吾妻峡に到着。
2年前、深夜12時に横浜を出て、ここに12時昼寝休憩のため停車しました。そこまで食事休憩を2回、睡眠休憩を2回とっていました。
今回は深夜2時半に横浜を出て、ここに10時にいたのかな?いいペースです。
八場ダムも一部施設が完成していました。
草津上野原から右折して六合村経由で草津へのヒルクライム。
ペースも速い、体力もまあまあ残っている。時間には余裕がある。
しかし、「好事魔多し」気を引き締めていきましょう。
渋峠には、魔が潜んでいました。
「第二編
渋峠ガビア練!」に続く。