おじたん。的ぶろぐ生活。

おじたん。である。語るんである。

ダイヤモンド富士。

2009-12-21 11:31:29 | 我思う、故に書くなりよ。
富士山では冒険家が残念な事になってしまったが…。

遠目に見ている分には、やはり雄大でキレイである。プリン分や、たばこ分の補給にコンビニへ向かう途中でその雄姿を眺める事が出来るのだが…

早朝、寒い中をてくてくと歩いていると、三脚の上に大きなカメラを載せたおじさんが、富士山方向に狙いを定めていた様で、まだ暗いのになんだかななぁ…と。

まぁ、こっちはプリン分とたばこ分の補給が目的なので、横目でそれらを見ながら先を急いだ。

補給物資の調達を終えると、来た道を戻る…。当然と、おじさんとカメラが視界に入るんだが、まだ暗い。

「富士山ですか?」

声を掛けてみた。

「ああ。そうです。ダイヤモンド富士。まだ早いけれど…」

日の出の時間は7時前だろうから、寒い中ご苦労さんです…。ブロニカの大きなカメラと、使い込んだ大型三脚からして、単なるアマチュアでも無さそう…。少し先の自販機でホットコーヒーを買ったのだろうか、暖を取っていた。

「寒いのでお気を付けて…」
「どうも…」

富士山と言わず、一緒に写るだろう丹沢山系も白くなっており、この季節は空気も澄んで美しい。写真を撮るのにもなかなかな場所…。

ホントに寒いので、てくてくと家路を急ぐ…。

「? ダイヤモンド富士?」

確かにそう言っていた。富士山の山頂から陽が昇る…って時期で、丁度良くチャンスを捉えると年賀状にも相応しい…。

「え? ダイヤモンド富士?」

間違いなく聞いた。

「って事は…あのおじさん、富士山のあっち側行かないとダメじゃん…」

どう考えても、あそこで構えていても、単に朝日に照らされた富士山が写るだけで、ダイヤモンド富士にはならない。お月さんがそうなる事も考えられるが、三日月だったと思うし…。

本気でダイヤモンド富士なのかどうだか、戻って確かめるのも面倒だったのでそうしなかったが…少なくとも富士山より東側からじゃ無理な話だろうと…。撮影するなら自分と太陽の間に富士山がいてくれなきゃ、それは成り立たない…。

「ん…。地学の勉強が必要の様だな…」

そう思った。

「あの、おじさんはファインダーなりスリガラスを覗いてそれに気付くかな…?」

いつまで経っても、富士山のてっぺんから陽が昇ってこない事にいつ頃気が付くのか…。夕陽が沈む…って事態まで待つのかな…。

まぁ、それも経験のウチだしな…。取り敢えず、ボクはプリンで…。


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