おじたん。的ぶろぐ生活。

おじたん。である。語るんである。

姫に会いに行く…。

2013-03-20 23:52:45 | 我思う、故に書くなりよ。
近所に、中将姫って地名があって…。

なにか祀られている…ってのはぼんやりと解っていたのだが、一度も訪れた事がなく、場所さえおぼろげだったので散歩ついでに訪れてみる事に…。

途中までは案内らしきものがあって、それをたどって進むと…普通の民家があって、いよいよ判らなくなり…ゴミを燃やしていた住民らしき人に尋ねてみる…。

「この先上ると、赤いのぼりが見えるでしょ…あそこです。」

雑木林の中にそれらしき赤いのぼりが見えたが…獣道みたいな道とも言えない感じの道を登る…。わずかな距離だが急な勾配を登る…。

…しかし…いったいなぜあのおじさんは今にもピストバイクで走り出しそうな完璧ないでたちでゴミを燃やしていたのかが謎だが…。

そこには…写真の通り、立派なお堂と言うのか…丁寧に祀られている事が判る…史跡が残されている。

んでまぁ…誰が祀られているかと言えば…姫である。その名を『中将姫』。姫の像でも鎮座しているのかと思ったら、ご尊顔の絵が…。

浄瑠璃なんかの題材にもなっている、かなり有名な人なのだが…生まれも育ちも奈良とその近辺で、747年に生まれて775年に入滅したと…。かなり美人だったので、それを継母に妬まれ、暗殺の憂目に遭いそうになるも、逃げ延び、仏門に入ったとか…。

んで…それがどうして近所に?

史跡としての説明を読むと…逃げてる間に近所まで来たらしい。顔を隠すために面をつけており、その面は近所の神社に納められたらしいが盗難のため散逸…とか。

その辺、Wikiには全く書かれていないだけでなく、逃げ延びたのは和歌山であるらしい…。墓所もあっちの方にあるらしく…遠く離れた関東と何のゆかりがあったのかしら…?

まぁ、ある種『伝説』の人にもなってしまっているワケで、そうした伝説が時代を経ていく間に尾ひれが付いたり…なんて話はいくらでもあったりするので、唐突に近所に存在していても不思議では無いんだが…当時の交通事情とか考えると…ちょっと無理がありそうな感じだが…。

ともあれ、姫に会いに来たので、しげしげと史跡を眺め、お線香をたむけ…謎は謎として飲み込んで…。

…奈良県葛城市のゆるキャラの『蓮花ちゃん』はこの中将姫をモチーフとしていて、ゆるキャラにしては美人である…。アメーバでブログもやっている…。好きなタイプは『せんとくん』。

…長年、住んでいるけど地元の事はあまり詳しくない…ってのもちょっとアレだし、こうした史跡が隠れてもいたりするので、調べてみようかな…。

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