…アウトブレイクじゃねーのかよ…
って思ったのは中国で…って記事が出た頃。一桁の死亡者が出てる…って記事だったかな。
本来ならこうした時点では『アウトブレイク』とは言わない方が適切だけど、それは情報統制が普段から無い国の場合で、中国とかには当てはまらない…と読むべき事象。
と、なれば、感染者の総数はもっと…となるし、死亡者も…って読むべきなのだが、統計上の数字が云々ではなく…
危機だろ、それ。
って話なのである。
先に行われたWHOの…ってのも、危機感の感じられない結果が出たワケだけれども、正しい情報の上でそうした結果になったワケでは無いと思う。
ま、感染拡大の阻止と治療を並行して行うにはスタートが遅かったのが事実であって、そこそこ世界にも広まってしまった。
んじゃ、日本で…ってコトだったらどうなっていたのか?
単なる肺炎で見過ごして、後手に回るのがお決まりなのかも知れない。
単なる肺炎であーだのこーだの調べたりもしないだろうし、よもや新型とも考えちゃいないだろうからね。
新型と判明した時点では遅きに失しているかもだけれど、その情報の拡散次第では何とかなる方法もある。
正しい情報と正しい知識がリスクを下げるのもまた事実だからね。
残念ながら、現時点では『正しい情報』が乏しい。原因がどーだの、症状があーだの、詳しいことは情報として扱うには数が少な過ぎる。
少ないながらも、重症化する恐れ、ヒトからヒトへ感染するコトは明らかになっており、その元がコロナウィルスであるコトも正しいようだ。
…で、あれば、どーしたらコレを避け、罹患した場合にはどーしたら良いのか?
その辺の話がちっとも出て来ていない。
まさに『対岸の火事』だけれど、それで良いワケではない。対岸の火事からいかにして守るのか? マスク手洗いだけで良いのか?
そこが『防疫』の真髄でもある。
正しい情報と正しい知識の拡散。それを伴わない防疫など意味を無さない。
そうした意味で、このニュースを眺めていくと、これだけ情報伝達が発達した中で、このアウトブレイクをどう収束させてゆくのか? ってコトが非常に興味深いモノになる。
同じコトはSARSの時にもあったワケだけれど、彼の国や日本がアレからどれだけ学んで、何をどう活かしているのか、また、いないのかが良く分かるんだと思う。
ともあれ、情報の出所が出所なだけに、その量と質が低過ぎる。それこそが今回の最大の恐怖なのかもよ…。