おじたん。的ぶろぐ生活。

おじたん。である。語るんである。

夢の中の幽霊と夢の中の初夢。

2004-12-29 21:31:16 | 我思う、故に書くなりよ。
生きている人間の方が遥かに恐ろしいと知っているので、幽霊は怖いと思った事は無い。

以前は昼間だろうが夜だろうが、時間や場所を問わずに見たものだが、最近ではあまり見なくなってしまった。何かを訴えかけて来ると言う幽霊はあまり記憶に無く、勝手にいる。勝手に現れている。的なオブジェみたいな存在が多く、全然関係ない方向を向いて一生懸命に何かを話しているのとかは見た事はあるが、私に対して「何か」を問うタイプの幽霊は皆無に近いんだと思う。

出張で訪れた福岡のホテルで見たのは聖徳太子みたいな格好で、あらぬ方向を見て何かしゃべっていた。こっちはベッドで寝ており、天井を見上げている状態だから、明らかに不自然なヤツである。おまけに、声が聞こえない。ホテルの外を走る車の音や、酔っ払いの奇声は聞こえるが、ヤツの声は聞けずじまいであった。寝不足になるくらいに長い時間しゃべっているのを見ていたんだが…。

で、昨晩は夢の中で幽霊にものを尋ねるという事になった。

ショッピングセンターに深夜出向き、その途中で女性の幽霊に会う。時代劇そのものの格好なので、明治初期以前の人なんだと思うが、姿は判るが顔かたちがハッキリしない。何かを訴えに出ているらしい事は何となく判るのだが、何かこう、サッパリクッキリハッキリしないんである。距離にして5m程先の壁面の手前に現れているが、そこから動く事も無く、我々と対峙している。

そう。我々なのだ。私だけではない誰かがいて、あーだこーだ言っている。そいつが何かを問い掛けると、目の前の床に積もった雪の表面がへこみ、文字になる。

「一点」

ん? 名前? そばの誰かが相手の名前を言えと言ったのか、あんたの名前を言えと言ったのか、ハッキリしないが「一点」と漢字で雪面に書かれた文字を見て考え込む。こりゃ何じゃ?

ふいに寒さで目が覚め、途中で話は立ち消えてしまったが、出て来た幽霊と関係ある人物で、僧侶の名前が「一点」の様な感じだったかもしれない。でも、一点じゃなぁ…。

物悲しい風情を漂わせた女性の幽霊は、いったい何を伝えたかったのだろうか。尻切れトンボなワケなのでとても気になるが、続編として同じ夢を見る事も無いだろうし、見たためしも無い。

ちなみに、来年の初夢の夢をちょいと前に見た。2日の晩に見る夢が初夢らしいが「おー。初夢だぁ!」と自覚するような初夢を見た事は無い。気が付いたら2日なんかとっくに過ぎていて、その年に最初に見た夢なんか記憶に残ってもいない事がほとんどである。

で、来年の初夢の夢は何だったかと言うと「大地震」なんである。布団に包まったまま、畳の上を水平移動しまくり、ようやく起き上がるものの普段から滅茶苦茶な部屋が余計に滅茶苦茶になり、あーこれは大変だなぁ…っと実感するんである。倒れる家具も無いし、家も大して潰れなかったが、ガラスだけは全てが割れて散乱し、うかつに動くと血だらけになりそうだった。で、まぁ、寝床のそばに置いてある軍用ブーツに履き替えてミシミシバリンバリンしながらうろうろ始める。

インフラと言うインフラは全てダメになったが、田舎なんであまり風景に変化が無い。家が潰れはしているが、ビルなんか無いもんだから、あまり崩壊している実感が無いのだ。んで、非常用のリュックを背負い、近所の公園に避難に出掛けると、勝手に燃えそうな物を集めて火を起こし、お湯を作ってコーヒーをすする。「あー。親とか近所も呼んでこないとなぁ…。」快晴の空の下、寒さを楽しみながら、避難民として身近な世界を案ずるのである。

ちなみに、夢としてはどちらもいただけない。やはり大爆笑しながら目が覚める位の夢で無いと、記憶に残らないのである。放送禁止老夫婦「古山慕宮城」とか「茶髪店員のススメ」とか「股間にウニ」などの名作を抱えている身としては、かなりいただけない。まぁ、おいおいとこの名作には触れる事になると思うが…。

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