おじたん。的ぶろぐ生活。

おじたん。である。語るんである。

秋のオススメスイーツ。

2004-11-14 04:29:37 | 我思う、故に書くなりよ。
別に秋だからってワケでもないが、比較的近所のコンビニで見つけ、行く度にあれば買っている。

豆乳花(トールーファ)と言い、宮城製粉株式会社ってところで作っている。これがね、大人の味なんだなぁ。

入っているのは「ぷるるん…っ」とした豆乳の塊と、黒蜜。これだけである。常温保存出来る様に、それぞれがパックされているので、冷蔵庫で冷やした後に、合体させて味わう。

豆乳の塊はそれほど味が無い。でもその食感は豆乳の亜種、豆腐とはちょいと違い、ある程度の硬さを保ったまま、ぷるるん…っとスプーンの上で震え、口の中に「ちゅるるるん…っ」と入って消える。これに付属の黒蜜をからめて食べるとあら不思議。

黒蜜の味と一緒に、豆乳の味も現れて来るのである。これを「絶妙」と言わずして何と言う。コンビニで売ってるくらいだから、なんとなくのボリューム感はあるものの、殺風景な感じがしなくもないが、これはこれで何も足さないのがベスト。シンプルさに耐えかねて、生クリームやらアイスクリームやらフルーツを添えたくなるが、邪道である。お気に入りのデザート用の食器(をなんて言うのか知らんが…)を用意してあげると見栄えも良くなる。個人的には抹茶ソースなんてのも有りかとは思う。

豆乳が体に良いってのも既に言われているが、何が良いのか私は知らない。そんなのは知らなくても、てくてくと30分もかけて歩いて出向き、買って帰り、その滋味溢れる食感を楽しめるだけで満足である。そう。滋味。

同じく、黒蜜をかけて食べる「くずきり」も、その滋味と絶妙な食感が堪らずに、鎌倉くんだりまで出向いたりしている。目的は「くずきり」だけなので、余計な事はしない。季節の移り変わりに溢れまみれる鎌倉など見ない。くずきりを堪能した後は、とっとと帰る。

あのくずきりに匹敵する「滋味」。これがご家庭でお気軽に楽しめるなんて、なんて素敵ざましょ。

セレブな若奥様にぜひっ! と、薦めたい所だが、そんな連中がコンビニくんだりまで出向くのかどうか知らん。知らんが、誰にでもオススメ出来るスイーツではある。200円ちょいでこの滋味が味わえる事の素晴らしさが大事なんである。決して「味が薄い」とか「ずいまー…」とかのたまってはいけない。この味を堪能出来る事に、滋味というものを感じ取る事が大人なのであって、渋茶と都こんぶ…の様な古来から定番とされる「わびさび…」を代表する逸品と双璧を為すものと捉えなければいけない。

あー。京都の二尊院だったかの門前の御手洗だんごも滋味だったなぁ…。

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13日の土曜日。

2004-11-13 22:38:40 | 我思う、故に書くなりよ。
新潟で余震が続くが、南関東ではどうなんだろう?

ちょろちょろっと東海沖とか紀伊半島方面で揺れたりしているが、関東大震災以来の大きな地震はどうなんだろう?

新潟が震災に見舞われても、あまり揺れなかった所に住んでいると、他人事のように時間が過ぎる。テレビの中の世界で終わってしまうのかもしれない。

同じ様な大きな揺れが、ここ南関東では予想されている。それもだいぶ、以前から。建物や、道路は揺れに備えていると言うが、人はどうなのか。為すすべなく揺れに任せる他無いのだろうか。出来る事から、揺れに備えてみるのも悪くない。テレビで見たあの光景が、いずれここでも広がるかもしれない。

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Zippoハンディウォーマー その後の後の後。

2004-11-12 23:26:45 | お主もハクキンよのぉ…。
最近では「シロガネーゼ」とかも呼ばれているやに聞く。ハクキンカイロ愛好者である。

40時間の連続使用を体験の後、1日ほど放置しておいた。炉心を外して、僅かに残っているだろう燃料を気化させて消失させるため。「くんくん…」「くんかくんか…」してみても、不快な臭いはしない。
そもそも、Zippoのオイルの臭いがイヤならライターもそれに似た物も使わない。贔屓目に見ても、あの臭いに慣れ親しんでいるワケだから、全く匂わないかと言うと、嘘になるかもしれない。

でもまぁ、触媒に着火が不可能なワケだし、丸1日放置しているので「空っぽ…」と言って良いだろうと思う。この状態になった上で、6時間分の燃料を入れ、使用してみた。

長いんだろうなぁ…と思っていたが、12時間を越えた辺りまでの記憶はあるものの、寝ちゃった。

こうなると、持続時間なんかどーでも良く、無問題。わずか6mlの燃料で12時間持続するワケだし、この間に捨てたゴミは無い。指紋を気にしてそれを拭い去ったティッシュならば2枚ほどと言う事になるが。

使い捨てカイロの、役目を終えたその後については諸説あるみたいだ。燃えないゴミから取り出して、燃やしているとか、そのまま埋めるとか、地方によって処分の仕方が異なる。袋から取り出して、土に混ぜるとか言う方法もあるという。ハッキリしていないが、土に還るのかどうか、還していいものかどうかも含めて調べてみたい。

しかし、使い捨てほど、ハクキンカイロはゴミが出ない事は間違いない。使い捨て無い所が大きいワケで、燃料の再注入で繰り返し使える事の重大さが判る。所要で、比較的近所のDIYショップを見て回ったが、ハクキンは見かけなかった。こたつをはじめ、湯たんぽとかストーヴなんかは季節柄、目立つところに山積みで置いてあるが、ハクキンの姿はそこに無い。大量の使い捨てカイロの徳用巨大パックはうず高く積まれているのにだ。

これはちょっと悲しい。時代はエコロジー&リサイクルだ。リサイクル可能であっても、リサイクルする必要がそもそも無ければ良い事に変わり無い。どうしても「出ちゃった…」物がリサイクル出来る物ならば、それは致し方ないという動きである。

見直して、ブームで終わってしまうだけの商品ではない。石油燃料に頼らずに生きる事が難しい世の中にあって、その副産物を利用し、目だたるゴミも出さずに「ぬくぬく」出来る、これまでも、これからも注目されて良い商品だと思う。

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中国は何故認めないか?

2004-11-11 22:16:58 | 我思う、故に書くなりよ。
不審潜水艦騒動。否定も肯定もしないと言う。それはどーしてなのか?

原子力潜水艦と言うのはとんでもない莫大な建造費がかかる。中でも、その性能に関しては他国からの技術供与等もあるが、原則は国家にとって「極秘中の極秘」である。まぁ、海に出るなり、港にいるなりすればその姿はおのずと知られる事になるので、存在が「極秘」と言うものは今の時代あまりない。しかし、その役割から言って「虎の子」とも言える存在であり、公にしたい物では無いのだ。

どの位の速度で水中を進み、どの位の深さまで潜れ、どの程度の騒音を出すのか? なんて事は公にはならないのが普通。これはどの国でも同じ。まぁ、それでも見る人が見れば判ってしまうので、乗員の出入り口(ハッチとも言う…)なんかはカバーかけて見せない事が多いし、普通に浮いていても肝心な部分は海の中なので、わからない事が多い。

でまぁ、これがいったん洋上に出ると、その存在はこの世から消える。それが任務でもあるし、絶対に発見されてはいけない存在になるのだ。原潜だと、度々浮上して酸素を溜め込む必要も、エンジン回して充電する必要も無いものだから、長期間海中に潜み、必要な時だけ動けば良い。これは敵にとっては脅威以外の何物でも無い。なんせ、海は広い上に、水中だから、見つけるのは容易じゃない。

そんな虎の子がバレちゃった上に、延々と追いかけられ、速力やスクリュー音がどうたらこうたらなんて報道されちゃうとなると「国家の恥」以外に他ならない、超大失態なワケだ。これが事故とかで漂流してしまったと言うなら、致し方ない部分もある。ところが、通常の作戦任務中とか哨戒任務中での事になると、海軍の中にあってエリート中のエリートの潜水艦乗りにとっては「屈辱中の屈辱」となる。

だから「あー。それ、うちの。うちの潜水艦です。はい。」なんて事はおいそれと言わないのだ。内心、どっかで沈んじゃって、永遠に浮かんで来なければ良い…なんて考えてるかもしれない。それ位にとんでもない事になっちゃったワケで、あわよくば事故で誤魔化そうと必死になるケースが実に多い。旧ソ連時代のロシア海軍なんかも苦労してたしねぇ。実際に事故も多かったが。

まぁ、そもそもが中国海軍だし、そんなに新しい艦でもないので、恐らく目新しい情報が取れるって事も少ないのだろうけれど、こういう実戦はそう滅多には無い。原潜を見つけて追い掛け回すと言う事、それ自体が「実戦」だと言う事を広く知らしめたと言う事の意義は大きいと思う。

どうせなら、爆雷でも落としておくべきだった。なんせ、中国海軍の所属と言う事でも無いらしいし、近隣国でその所有に手を挙げる国も無いハズなので、攻撃した所で文句も言われないし、言われる筋合いは全く無い。「すみません。うちの艦船です。ごめんなさい。」って事なら事情も変わるが、全くの国籍不明の軍艦で、しかも原子力潜水艦が日本の領海でウロチョロしていてタダで済んでしまったら、これは、こっちの「恥」となってしまう。そんなワケで、政府の対応の不手際が問題視され始めているのである。

そして、駄目押しで、来年度の防衛白書のCDROM版にでも、不審潜水艦のスクリューのキャビテーション・ノイズでも収録するとマニアは大喜びすると思うし、某国の海軍首脳がこぞってすげ変わるかもしれないので良いと思う。このノイズ、同じ規格で作られても艦それぞれに音が違い、個別に識別するために重要なデータなのだ。高速で回転するスクリューの周囲に泡が生じて、これが潰れる時の音だと言われている。ちょっと前までは、この事からスクリューの形状なんかは「超極秘」扱いだったんだけれど、比較的新型の潜水艦のそれでも今ではそうでも無くなったらしく、ネットでも普通に見られたりする。

虎の子を持ち出して、海上自衛隊に対潜能力を探ったにしてはお粗末だし、謎は謎のまま明らかにされないだろうけれど、最新の静粛性の高いとされる夏級が相手であっても自衛隊は良い仕事をすると思う。その、せっかくの良い仕事を生かすも殺すも、政府の危機管理意識次第と言う事だから、対応の不味さはあってはならないもの。強く抗議して謝罪と賠償を求める気も無ければ、毅然とした態度を取る事も出来ないのならば、国民の生命や財産を守る気が本当にあるのかどうか疑わしいと言う事になる。

たかが潜水艦1隻に大騒ぎするなと、言いたげな中国だろうが、逆の立場なら間違いなく沈める。遠慮なく執拗に攻撃し、確実に沈め、それを世界にアピールするだろう。それは世界の常識でもある。現実の世界の潜水艦は、イエローサブマリンとは行かないのだ。

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お前、脳味噌腐ってないか?

2004-11-11 04:45:12 | 我思う、故に書くなりよ。
ソニーがパソコンのシェアで5位に転落したという。

VAIOってパソコンの名前を知らない人は少ないと思う。それだけインパクトのある製品を作ってきたメーカーでもあるし、ユーザーも多い。家電量販店でも人気商品で、飛ぶように売れるのを「すげー…」って眺めてた時もあった。もっとも、たくさん売れても利幅が小さいからそれほど売っても儲けは少ないのだが、他のメーカーと比べると勝負にならない。パソコンが売れなくなって来た頃でも、ソニーのVAIOは売れていた。

製品自体、他メーカーと何か大きな違いがあったワケでは無いと思う。デザインだって機能だって、大きな差は無いけれど、人気があるのは事実だ。実際に売れてたし、他のメーカーが全く同じものを並べて売っても、ソニーの方が売れるだろうと思う。それ位に、人気のあるメーカーだった。

シェアが転落した原因について、アナリストのコメントは「高価格帯の商品にシフトした影響」と言うものだ。これも理由の良く判るコメントである。量販店を通さず、コストを徹底的に下げたメーカーがシェアを上げている。

今回のタイトルは、私が実際にソニーの個人向けPCを購入して、トラブルに遭った際に、メーカーの指示するサービスに電話を掛け、応対に出た人に向かって言った言葉である。

購入直後、ノートPCの液晶に何も映らなくなった。だが、様子を見ていると、HDDのアクセスランプはチカチカと点滅し、ぴろろ~ん…と起動音が鳴り、しばらく様子を見ているとアクセスランプもチカチカを終える。試しに、画面が見えないままではあるが、キーボードから終了の手順で何度かポチポチ押すと、ぴりり~ん…と終了音がして沈黙を迎える。

液晶への表示が不具合なだけで、他は問題無さそうだったので、これまでの経緯と障害を応対に出た男性に伝えると「パソコンを初期状態に戻して下さい」と言う。簡単に言えば「リカバリーしろ」と言う事で、付属のCDROMで行えと言う事。だが、電源投入後に現れる「SONY」のロゴも見えないし、液晶が通電している様子も無い。指示通り作業を行ったとしても、液晶に現れるはずの指示が見えないのでは作業自体進められなくなる恐れがあるのは簡単に予想できる。

で、その事を説明しても「初期状態に戻して下さい」を繰り返す。「お前じゃ話にならないから、上の者を出してくれ…」と頼んだが、応対は変わらない。

実は、こうなる事はあらかじめ知っていた。キーボードのキー(キートップと言う)が取れちゃったお客さんから店頭でクレームを受けた事がある。然るべき電話番号に電話をかけ、客はどうすれば良いか応対に出た人に尋ねると全く同じ返答をされたと言う。どう考えてもおかしいので、相当、ねばってみたが埒があかず、わざわざお店にまで相談しに来たのだ。お店に責任があるとか、欠陥商品だとか言っているのではなく、明らかに理不尽な応対を相談され、ちょっと困ったが、キーボードだけでも持込で修理出来るし、そのための拠点もソニーは用意していたので紹介してその場は済んだ。

「とてもパソコン作っているメーカーと思えない…」

お客さんの奥さんが、ぼそっ…と言った言葉だ。もちろん、メーカーでPCを設計したり、実際に試作して試験したり、修理に携わっている人なら、間違ってもこんな応対はしないし、出来ない。ちゃんとそう言う経験のある人が応対に出るメーカーもあって、その対応の素晴らしさに感動すら覚える事だってあった。トラブルが電話の向こうから手に取るように判り、素晴らしい適確な指示でその場で回復する事だってあるし、何週間も預からなければいけない場合であっても、ちゃんと納得の行く説明があれば無用なトラブルにもならない。

あれやこれや伝えても、無意味だと思った頃、相手が言った言葉にブチキレタ。

「修理にお出しになるなら手配を取りますが…」

電話代があっち持ちであったとしても、それまでの1時間と数十分は何だったのか? それで、タイトルの通りに告げて、電話を切った。同じPCを使っている人のWEBやら何やらを調べて、自分で解体して部品を接続しなおして修理を終え、事なきを得た。

アウトソーシングと言う聞こえの良い効率化を図ったのは良いけれど、結果としてユーザーのためにならない方向へ進んでしまったんだと、飛ぶ様に売れて行く様を見ながら、その時は思った。障害の切り分けは大事な事であるが、それ以前に不自然な応対。そうする事が決められているとも、応対に出た男性は言っていた。それがこのメーカーのユーザーとの窓口にあるわけだ。

あれから数年たって、今はどうだか全く知らない。ひょっとしたら痒い所に手の届く、親切に溢れるサービスが受けられるかもしれない。しかし、所持しているVAIOもメーカーに頼れる期間を過ぎ、自己責任の世界へ入っているので、自分で直して使っている。構造的な損壊となると、これはもう捨てちゃった方が経済的によろしい具合だと思うので、そうなったとしてもメーカーには相談しないだろうと思う。

むしろ、2度と電話なんかするもんか! と言う不快な気分が強い。数年も経っているが、経験として残った不快は、次に必要とする機会があったとしても、選択肢から外すと思う。オーディオでは素晴らしいサポートをしてくれたメーカーと言う経験があっても、PCでは外すと思う。シェアの転落がこうだとは思えないが、ユーザーは「企業」を店先の商品から電話の向こうの人まで「一緒」に考えるている。それをおざなりにしては、いつかは信頼を失う機会が必然と訪れるんだと思う。

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なぜ沈めない?

2004-11-10 21:57:49 | 我思う、故に書くなりよ。
どっかの潜水艦が日本の領海を侵犯して、警告を無視して移動中らしい。

で、日本はこれをやり過ごすらしい。逆の立場なら間違いなく「撃沈」されるのが普通。撃沈は無くても強制浮上させるとか、その上で「臨検」「拿捕」は当たり前なのだが、やらなかった。

まぁ、所属不明で仮にその所属が判ったとしても、抗議しても「遺憾」で終わる相手だから、何もしなかったんだと思うが、通常、こんななめられきった対応は取らない。遠慮なく爆雷は投下するし、それが国防と言うものだ。

中国海軍らしいとか、原潜らしいとか言われているが、なおさら脅威である。なんせ、核攻撃可能と考えて差し支えなく、日本の領海内から撃たれれば対処のしようが無い。そのために対潜能力は日々磨かれ、海上自衛隊のその能力は世界に誇れるものである。

が、大人の事情で何もしないんでは全く意味無い。そのための海上警備行動ではなかったのか? 海上を航行する艦船ならまだしも、通常なら捕捉するのも容易ではない潜水艦である。しかも民間利用されるタイプの物では無く、明らかに軍事目的を利用とした軍艦である。

自国の領海を侵犯して、国際法に則った警告にも応じない国籍不明の潜水艦をそのままやり過ごして、何も無かったと言う事なら、自衛隊は要らない。公表すら無意味である。

実は、追尾してデータを得るだけでも十分な価値があるので、やみくもに攻撃するばかりが方法ではない。特に、最近の中国海軍は潜水艦の行動が盛んで、通常の艦船よりも、潜水艦を重視する方向性が見えている。沈黙の艦隊を地で行くような、見えない緊張が増えていると言う事だ。

そんな最中での海上警備行動だから、何もせずにやり過ごす意味が重要になる。国際法に則り、浮上した上で国籍、所属を明らかにして航行しているのならば、領海内であっても誰も文句は言わない。場合によっては速やかに遠のいて頂く様にお願いする場合もあるが、緊急時と言う場合だってあるし、事故の場合は助けなければならない。だが、潜水したままの場合は明らかに違法であり、攻撃の上、撃沈されて死者が出ても文句は言えない。重ねて言うが、立場が逆なら間違いなく沈められる。

恐らく、攻撃してこない事を読んだ上で、あからさまにやってるんだろうと思う。あわよくば、自国の領海だと主張しかねない国である点でも、たちが悪い。大陸棚は総て自国の領土、領海なんて言い出しかねない国だ。やはり、浮上させた上で国籍、所属を明らかにした上で、厳重に抗議すべき。

「平和を愛するのんきな国」ではやられたい放題なんである。そんなやりたい放題の国が友好国なら、友好国でいてもらう必要は無い。それくらいの意識がないと、日本の存在すら危い。アメリカの1州になるか、中国の1県にでもなったほうがましである。

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40時間。 Zippoハンディ・ウォーマー その後の後。

2004-11-09 17:48:52 | お主もハクキンよのぉ…。
Zippoのハンディ・ウォーマーに燃料を注入し、反応炉に化学の火を灯してかれこれ40時間になるが、ようやくその反応が終わろうとしている。

注入した燃料はくどいようだが、24時間分。付属のカップ2杯分で、本体に染み込ませると直後は溢れそうになるものの、少し時間をみるとすっかり脱脂綿に吸い込まれ、逆さにしても垂れては来なかった。逆さにするのは余分な燃料を取り除く「儀式」でもあり、怠ると炉心をダメにしてしまう恐れがあるという。

12時間分入れた初日には22時間の反応時間を得たので、長くはなるだろうと予測はしていたが、これほど長時間「ぬくぬく」と反応し続けるとは、全く驚きである。途中、炉心の状況を観察したり、それを写真に収めてみたりしたが、何か特別な事は全くしていない。その時の写真が以前に載せた物だが、部屋を暗くして、カメラのピントを固定し、1秒のシャッタースピードで絞りはオート。ISOは200だったかな? まぁ、そんな感じで4枚程撮って、10分も掛からなかったと思う。

この間に気温の低い深夜に1時間ほど外出してみた。さすがにこの時期は肌寒くなっていて、ぺらぺらな格好ではイヤだ。イヤだけれど薄手のトレーニング・ウェアでひょこひょこ歩き回ってみたが、首からぶら下げたカイロが思いの他に暖かく、効果てきめん。だが、ちょっと強い風に晒されると、やっぱり手足や背中が寒さに縮む思いがする。秋も終わり、冬なんだねぇ…。

後は温熱効果に期待して、腰に当ててみたり、背中ですべすべさせてみたり、普通に接している。途中で反応を止めたり、炉心部を外してみたりさせる事はしていない。室温は暖房等は一切使っておらず、換気扇が回っているだけ。大体で15度から20度をうろうろしている。湿度は60%からあまり動かない。説明書には外気温10度の時に、規定の燃料満タンで24時間使える旨が書いてある。また、外気温が高いと温度が高くなり、持続時間が短くなるとも書いてある。前回の12時間トライアルの残りがもしかしたら影響しているのかもしれないが、40時間となるとやっぱり驚く。まぁ、もっと本格的な冬を迎えないと、なんとも言えないけれど、必要にして充分には違いない。

今回の写真は反応が終わって熱も冷めた炉心のアップ。正確に言えば「バーナー」「火口」のアップだが、触媒による発熱の要である部分。金属の枠の中に「もじゃもじゃ」した物が見える。これがガラス繊維で、この繊維に触媒となる白金(プラチナ)が仕込まれている。使用を重ねる度にカーボン等が付着して行き、反応は鈍くなる。1シーズンで1個は取り替えましょうと言う事だ。これをベンジンに浸した状態で着火する様な事になれば、そりゃ性能はがた落ち。触媒が触媒でなくなってしまう恐れもある。すぐ奥にボヤけて見えるのが燃料を入れる口。脱脂綿が入り口付近まで迫り、白く見える。ここも使い込むと「黒く」変色してくるそうだ。すぐ上が触媒なので、その熱の影響を受けるが、触媒と触れてはならない。あくまでも気化した燃料が触媒に触れる様でなければいけないのだ。

他にいじって楽しむ所は無い。Zippoのライターほど汚れも溜まらないので、掃除する楽しみはカイロには無いんだなぁ。せいぜい、本体とキャップのメッキをふきふきして指紋やら汚れをきれいにするくらい。炉心さえ交換せずに、ン十年も使い続ける人もいるくらいに「メンテナンス・フリー」な所がロングセラーの秘密かもしれない。

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白飯の思い出。

2004-11-09 02:09:03 | 我思う、故に書くなりよ。
常日頃食べてる「ご飯」。白米を煮ると言うか、茹でると言うか、「炊く」と出来上がる。

小学校の頃、デフォルトでは給食と言う賄い付きな毎日を送っていた。学校さえ行けば何かしら喰えるワケで、ドリンク・デザート付きでもあったわけだ。

だが、何かの突発的な事情で「お弁当」と言う日もあった。それがどういう事情でそうなったのか、覚えてはいないが、この日ばかりは母の作ってくれたお弁当を持って登校する。

ある日、ご飯の美味しさに目覚め、お弁当は「ご飯」だけにしてもらった。普段から食べていて、突然目覚めると言うのもおかしな話だが、家族に胃腸の按配の悪い人がいると、やわらかいご飯が常食となってしまう。何かの拍子に水加減を間違えて、柔らかくなく、適度な硬さの「普通」のご飯を食べる事になった時に「目覚めた」のだ。

変な事を言う子供…とでも思ったのか、母は何度と無く「おかずは要らないのね?」としつこく聞く。が、はまってしまった子供は「うるさい!」とだけ言い残し、さっそうとお弁当を持って学校に向かうのだ。

「おいらのお弁当はお前らのと違うんだぞ!」

口で言いはしないが、おかずの無いご飯だけの弁当を誇らしげに思い、妙な優越感に浸り切っていた。
さて、太陽は真上に昇り、チャイムの音と共にガタゴトと机を並び集める。班毎に机を寄せ合い、お弁当の時間が始まる。私の頭の中にはもう、それは真白い「ご飯」しかなく、給食が無いにも拘らず出て来る牛乳のそれを「仲間」とさえ思う妙な興奮状態に包まれる。

「いやぁー。ご飯しかないー!」

そうだろう。そうだろう。驚くがいい。この「ご飯」の美味しさが君に判るかね? 驚きたまへっ!

ところが、注目の的になったのは私では無かった…。今となっては名前すらも思い出せぬが、普通の女の子で、国語とか社会の出来る子だったと思う。人垣を掻き分けて、彼女の座る班へ駆け寄ると、ちいさなお弁当箱に、ご飯だけが白く埋まっている。そして、彼女は泣いていた。

大人の事情が彼女を涙させたとは、当時は判るよしもない。今に思えば、白飯だけしかお弁当に出来なかったほど、生活に困窮している家の娘さんだったかどうかも判らないが、その日のお弁当の時間、彼女はずっと泣いていた。

拍子の抜けた私だが、オンリーご飯のお弁当を複雑な思いで満喫した。時間が経って、少し蒸気の水分にまみれてはいたが、その歯応え、噛み締める毎に深みの増す味わい…。冷たい牛乳との相性は良くなかったが、なぜこんな美味しい物で泣いているんだろう? と謎と疑問は溢れるばかりで収まりをしらない。

周りの子が彼女の白いご飯の上に、おかずを少しづつ載せていく。おかずの無い事に誇りを覚えていた私には少し驚きだった。おかずが無い事がそんなに悲しい事なのか? あっという間に彼女のお弁当はおかずで一杯になり、そりゃあ豪華な物となったが、彼女はその日、お弁当に箸を付ける事は無かったと思う。

私は自分のお弁当もごはんだけだったので、それを見せた。「すごく美味しいごはんだから、おかずなんか持って来なかったんだよ!」と誇らしげに見せたつもりだったのだが、机に伏したまま顔を上げず、ただ泣きじゃくる彼女は変わらぬままであった。

どうした理由で、彼女のお弁当が白一色だったのかは今でもわからない。私の目の前に今あるのも、白一色のご飯。噛み締めると、昔と変わらないばかりか、より美味しい。炊飯器も電子化され頭脳を持っている。ちょっとボタンを押せば、好みの「炊き加減」を覚えてくれる。

そんな昔の思い出に、きゅうりの漬物と、2かけのにんにく。インスタントのお吸い物を添えて夕飯とした。しかし、それだけで自己完結してしまう美味しさを持った「ご飯」。たとえ、大人の事情でおかずが無くとも、何も恥ずる事などどこにも無いはずだ。ご飯とはそう言う物だし、主役なんだから。

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ハクキニストと人は呼ぶ。

2004-11-08 17:49:02 | お主もハクキンよのぉ…。
ハクキンカイロの愛用者をこう呼ぶらしい。またの名を「ハカー」。

OEM品しか持って無いが、ハクキニストになろうかな。触媒の反応炉をあちいの我慢してキャップを外して、暗い所でよく見たら「ぼぉぉぉぉ…」っと赤くなってんの。キャップを外すとにわかに明るさが増して、反応が進んでいるかのような明るさの変化が見れるんだよね。

もう、こんなの見ちゃったら「俺の反応炉が…」ってたまらなくウレシイのよ。どうした事かぁ!ってくらいにたまらないなぁ。

24時間連続使用中だが、そろそろ24時間。がんがん暖かい。ズボンのベルトの腰よりちょっと下辺りに挟んでると、そりゃあもう「お灸」みたいな感じで気持ちよいやら、心地よいやら。専用の腰巻ベルトはちょっと購入予定に無いが、軍用のアウターには懐に深めのポケットが付いている事が多く、放り込んでおくだけで快適。それ以外はノベルティで貰ったネック・ストラップに吊るしてお腹辺りでぬくぬくさせておく。いやぁ…たまらないなぁ。

バイク乗りの方とかは、この時期から地獄の寒さとなるらしいので、必需品との事。わかるねぇ。ありゃあ、見てるだけでも相当寒い。複数個使わないと耐えられないって話も聞く。

と、書いているうちに、無事に24時間の経過を迎えた。反応炉の炉心の確認以外は何もしていないし、場所を変えながら体のあちこちに忍ばせているだけである。体力低下の著しい昨今、腰への疲れも著しい物となり、疲れはやがて痛みに変わるが、コイツを腰に当てていると明らかに痛みが緩和される。とは言え、医療用具や器具では無いので、うっかりすると低温火傷になるのでこれだけは注意しなければならない。

ネットでいろいろ調べてみると、先人達がいろいろと試行錯誤している様子が判っておもしろい。燃料の良し悪しと言う点だけ見ても、様々な「ベンジン」を試し、ある者はその要求を満たす物に出会い、ある者は悲劇に見舞われ、人柱としてその名を刻む。チャレンジャーが残してくれたこうした貴重な体験談や結果は、我々新参者には何よりもありがたい情報である。

だが、疑問に思う事もある。総じて、それらの情報は「若い」。ハクキンカイロが世に出て80年を超えるが、それに見合った情報の蓄積が少ない。「使い捨て」の台頭とともにそれらの情報は消えてしまったのだろうか? それとも、妙な工夫など要らないほど完成度の高い実用品だったのだろうか?

私は40代に突入目前の昭和生まれである。かつて共に野を駆け回り、同じ学びやで学んだ仲間で、ハクキンカイロを常用していた者は皆無であったと思う。また、私の親もハクキンカイロを知ってはいても、所持したり使用したりしている姿を見た事が無い。これは、生まれも育ちも「南関東」と言う事も影響するだろうけれど、父親は東北の生まれで、圧倒的に寒い地域で育っている。また、冬季にしか使用しないという事もあるだろう。春夏に店先に並べて数売れる商品ではない。

「知ってはいるが、使った事無い」と言う人が多い商品である事が、私の周囲では確認できる。今回、購入するにあたって、1つ下の後輩が「使っていた」事が判明し、驚いている。幼少の頃からお腹の弱い彼は、腹巻と共にハクキンカイロで武装していたと言う。

そのスタイルを想像するだけで「ジジ臭い…」。腹巻を常用する姿が目に浮かぶのは「バカボンのパパ」か「土木作業従事者のおっさん」と言う世代でもある。それらと同等に「ジジ臭い」というイメージが付いて回るのがハクキンカイロでもある。別珍の小袋からまばゆく光る銀色のそれが取り出されるのは「じいさんの懐」だったり「おっさんの腹巻」だった。加えて燃料に使うベンジンの臭い。それらみんなが「ジジ臭い」イメージを漂わせているのだと思う。このイメージと共に、その存在を忘却の彼方へ追いやってしまったのは他でも無い、我々なのだ。

で、フリースの小袋に包まれたカイロを改めて見る。形は全く本家のそれと同じで、大きさも同じ。指紋採取にピッタリなほどに磨かれたボディを眺めると、有機的な形と金属の冷たさをそこに見て取れるが、うっかり触ると「あちい!」。そこに「ジジ臭い」と言う感じは漂ってはいないと思う。それこそ「ターミネーター」や「スターウォーズ」にうっかり出ていても違和感が無い。(と、思う。)

ジジ臭さとともに、貴重な情報を闇へ追いやってしまった事への後悔は尽きない。確かに、たかがカイロに何言ってんだ? と言う方もおられるだろう。だが「たかがカイロ、されどカイロ」なのである。
ウンチクやら含蓄、ノウハウやTipsやらをひっくるめて、逸話や伝説をも身にまといながら、このカイロは次世代に受け継がれる。それだけの素質を持っていておかしくない商品だと思う。

MOMAとかに永久展示とかされないのかねぇ? どうなんだろう?

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Zippoハンディ・ウォーマー その後。

2004-11-07 23:17:48 | お主もハクキンよのぉ…。
その後と言っても、1日しか経ってないが…。

12時間分の燃料で22時間持った。正直すげえと思った。で、今は24時間分の燃料で運転中。

特に困った事もなく、低温火傷に気をつけて使うくらいかなぁ。昼間は結構外気温が高かったんだけれど、ぬくぬくしてたなぁ。肌寒くなるちょっと前に燃料が切れて冷めた。

途中、タバコに火を点けてみる実験をする。燃焼しているわけでは無いが、発熱はしているので、もしやと思ったが、点いたよ。ちょっと触媒が汚れてしまったが。

んー。これはいいや。本家のも欲しくなったし、火口は買っておかねばいかんし。灯油も価格上昇らしいから、ぬくぬく大作戦でなんとかしないとな。

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到着を待ちわびた。

2004-11-06 19:26:14 | お主もハクキンよのぉ…。
届いちゃったもんねぇ~♪ 「もんねぇ~♪」と言う歳では無いが、この場合「もんねぇ~♪」だろ。
何の事は無い。Zippo社ブランドのハンディ・ウォーマーである。

単に言えば「ハクキンカイロ」である。この仕組みが理解出来なくて、購入を躊躇して早ン年。つい最近、やっと理解して購入に走ったが、どこにも無く、ネット通販でオーダーを済ませていたのである。
先入観と言うのか、そう言った「食わず嫌い感覚」がずっと残っていて、正しく知らなかっただけの話なのだが、何かの折に「ハクキンカイロとはオイル・ライターと似た様な物である」と言う間違った知識が脳味噌に入り込んだ。

「何で火が消えない?」「火事になるんじゃ?」「マッチで火を点けている」「相当熱い」

疑問やら何やら、積み重なった物は「胡散臭い…」と言う感情を生み出し、つい最近まで真実に触れ様とさえしなかった。

確かに似ている。Zippoのオイル・ライターのそれと、似ているし、燃料も同じ。着火には他の火が必要な事が違うが、電気式に着火できるモデルもある。(Zippoブランドには無い)おまけに、相当な熱量を絶え間なく供給してくれている。ところが、ライターよりも安全と言えよう。それは何故か?

火で着火すると言うのは正確ではない。火を近づける事により、触媒が反応を起こすだけの話で、火はそこに無いのだ。気化した燃料がこの触媒に触れる事で熱反応が起き、これで本体を温めてカイロとしているのである。直接、燃料を発火させて熱を得ているワケでは無いのである。(ここ重要。)

直接、触媒の収まる部分に可燃物が触れれば、その熱量で「発火」する事はあるが、それを防ぐためにちゃんとキャップがあるし、このキャップが無ければ安定した熱量を供給出来ない触媒の仕組みがある。モロに外気に触れたりすると反応作用が消えてしまうのだ。逆に密閉されて空気の流入が無くても反応は止まる。

そんなワケで、燃料式のカイロを手に入れたが、主流ではない。主流では無くなった。主流は「使い捨てカイロ」。もみもみすると暖かくなり、半日程度暖まるアレである。ディスカウント・ストアで買えば安価に大量に購入出来るので、これが主流となっているが、使い捨てなので、再利用が出来ない。買った分だけゴミは出るし、機能を全うし、冷たくなったアレをもんでみる時の「寂しさ…」はいたたまれない気持ちになる。

このハクキンカイロならば、燃料さえ入れれば再利用が可能である。しかも、ちょっとカッコイイ。その燃料もコンビニで売っているZippoのオイルで良いのだから、取り扱いさえ注意すれば安全に、末永く使えるのだ。

燃料は満タンで24時間持つと言うから、使い捨てのそれの比ではない。エコロジーかつリサイクルなカッコイイカイロで、暖まる準備は出来たので、冬の寒さが待ち遠しい。

さて、このカイロ、日本で生まれた。株式会社ハクキンのWebサイトによると、大正12年には実用化し、特許を取得、販売を始めたそうである。1923年だから、81年も前の事だ。以来、改良を重ねて現在に至っているワケで、知る人ぞ知る、冬の必須アイテムだったのである。

で、私が購入したのはZippo社のブランドの物だが、これは本家ハクキンから出ている「ハクキンカイロ3R」と全く同一の物と考えて良いみたいだ。詳細が書かれているワケでもなく、告知も無いので全くの推測での話だけれど、いわゆる「OEM供給」ってヤツであろう。実際に比較して同一の物と紹介しているサイトもあるので、ほぼ間違いないが、メーカーはアナウンスしていない。Zippo社と株式会社ハクキンとの関係も定かでは無いので注意してほしい。

でも、同一ならば消耗品の入手もそれほど困る事は無いだろうから、やっぱり末永く使える所がウレシイ。

何種類か出ているみたいなので、詳しく知りたい人はググって探したまへ。発熱の仕組みやら、オリンピックとの関係、南極観測隊との関係もここで知る事が出来る。

実際に手にしてみると、えらくシンプルな作りに驚くと共に、薄さにビックリした。もう少し厚みのある物だと思っていたが、Zippoのライターのそれと変わらない。フリース素材で作られた袋に入れて使うが、この大きさが「定期入れ」と同じくらいかな。袋に入れるのは、熱いから。素肌に着けると間違いなく火傷すると思う。そんなワケで、付属の袋か、タオルなんかにくるんで使う物である。デザインもシンプルで、Zippo愛用者なら納得のデザイン。本家と違うのはキャップに空けられた「穴」と、本体に入っているZippoのロゴマークだろう。

この「穴」が機能では重要な役目をしているが、Zippoのそれは単なる「丸穴」。ライターの燃焼部に空けられている空気穴と同じ配置で同じ数。本家のは、孔雀を穴でデザインしている。なんでだかは知らない。ハートをデザインしたモデルもあるみたいだが、やっぱりZippoの方が私は好きだなぁ。

さて、使ってみるとその熱さはフリースに包まれているので、使い捨てと変わらない。ぬくい…と言う方が的を得ているかもしれない。使い捨てと同じで、基本的には燃料が切れて触媒での反応が止まるまで途中で止める事は出来ない。ちょっとした工夫と努力でこれは可能となるが、燃料の量で持続時間が変えられる点は良いかも。詳しいランニング・コストは知らないが、これは使い捨てに譲るだろうと思う。使い捨てにはこれには無い便利な使い方もある。ブーツの中や靴の中に入れて使うタイプが出ているし、ぺたぺた貼れる物なんかもある。流石にこれらは真似出来ないね。

今、思うのは、古くからある事は知っていたが、この歳になるまで使っていなかった事だ。これは悔やんでも悔やみきれない残念なものだ。それほど良い。基本的なデザインは昔の物と同じだし、機能もそれほど変わらないので、もし、家にあるなら使ってみる事をオススメしたい。ただ、消耗品が傷んでいる場合もあるので、そんな時は無理せず、株式会社ハクキンから購入すべし。相当古い物でも、現行の消耗品が適応している場合があるので、相談してみるのもいい。

知らないとソンをする…そんなアイテムだと思う。知っている人は意外と多いのだけれど、実際に使っている人が少ないのも不思議だ。まぁ、昨年辺りからZippoブランドの物は騒がれていたので、ユーザーは増えていると思うけれど、暖まる幸せを独り占めに出来るってのも、いいねぇ…。



追記:カバーと称していた部分をキャップに訂正。使用感補足:「ぬくい」状態から少し温度が上がって、心地よい熱さを維持。12時間分の燃料で試運転中だが12時間を過ぎても温かい。多少、Zippoのオイルの臭いがするが、ライターよりは臭くない。んー、これははまるぞぉ…。
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アラファト議長はどこへ行く…。

2004-11-06 06:57:55 | 我思う、故に書くなりよ。
どこって、フランスにいるんだが生死を彷徨っているとの事である。

この人は一体何者か? 近代の中東史を学ぶと必ず避けて通れないのがパレスチナ問題。その問題のキーパーソンであるが、簡単に言っちゃえば「過激派の親分」である。

過激派の親分でありながら、ノーベル平和賞を貰ってる所に複雑な背景がわんさかあって、これをまとめて書くのも大変だから書かないが、親分はパレスチナ・アラブ人の国家の代表者でもある。で、元々パレスチナ・アラブ人ってのは「国家を持たない」人々だったワケで、その人達が漠然と暮らしていた所に「イスラエル」と言う国が出来ちゃった頃から、ドンパチが始まって、現在に至るって感じ。

元々はアル・ファタと言う過激派の親分をやっていた。数あるパレスチナ・アラブ人の過激派組織の中でも最大派閥の親分と言う事である。そして、イスラエルと戦っていたが、この過激派組織が1つになる動きがあった。パレスチナ解放機構(PLO)の設立である。国家を持たないパレスチナ・アラブ人の代表組織がここに誕生したワケだが(1964年)、これは何する組織かと言うと、イスラエルと戦うための組織なんである。設立当初のパレスチナ憲章にはイスラエルの完全破壊なんて条文があったりする。(今では無いらしい。)国を(無いんだけど…)挙げてイスラエルと戦うって組織だ。

すげえ国(無いけど…)だなぁと思うかもしれないが、国民に当たる一般のパレスチナ・アラブ人の総てが過激派と言うワケではない。代表組織が出来た事で、いろいろと活動が出来る事を喜んだものの、PLOの動向を見ているうちに嫌気が刺した人々も多いのである。まぁ、支持、不支持って聞かれると支持だけれど、両手を挙げて歓迎するかと問われれば「しない」って事だと思う。

まぁ、それ以来、イスラエルと未だにドンパチを繰り返しているワケで、ゲリラと軍・警察の報復の応酬が続いている。そもそも、お互いの存在すら認めないワケだから、話し合いになるワケが無く、元を辿るととんでもない歴史を遡るワケだから、無理も無い。

ところが、無益な殺戮の応酬を周囲が放置するワケも無い。国連だって口を挟むし、超大国だって口を出す。そんな中で「お互いを認めよう…」と言う歴史的な動きがあった。88年にはPLOが国連でイスラエルを承認し、テロ活動をしないと宣言する。93年にはイスラエルがPLOを承認し、合意したのである。(オスロ合意)まぁ、ガザって所でPLOが自治活動してもいいよ、って事だ。この歴史的な合意に対して、ノーベル平和賞が贈られたのである。

95年には正式にパレスチナ自治政府って物が出来て、99年には晴れて独立、ここでめでたしめでたしで良かったはずなのに、ドンパチは続いている。それは、お互いの過激派の中にこの動きに反対する組織がテロ合戦を始めたからだ。

そもそもが過激派の集まりだから、無理も無い気がするが、アラファトの親分だからこそ「合意」にまで辿り着いたとも言える指導力が、彼にはあったのだ。また、世界は和平を望み、彼の背中を押した。その彼が生死の境を彷徨うとなると、パレスチナは、イスラエルはどうなってしまうのだろう? 親分は次期親分を育てていないとも言われている。彼の代わりに、PLOを和平へ向けて進める指導者がいないのだ。過激派の親分は他にもいるので、親分衆で共同管理って線が強いが、過激派は何人集まっても過激派なワケで、楽観視は出来ない。

だから、アラファト親分の生死が世界中で心配されているのである。遅きに失する感じがしなくも無いんだが、偉大な「まとめ役」を失うと、世界が困る。アラブ・ゲリラのハイジャックで世界が震えるのは2度と御免だからね。オリンピックでイスラエルの選手を殺しちゃうとかもあったし。

それはそれは血生臭い人生だったかも知れないが、本音を言えば、まだまだ死んで欲しくは無い人物なのだ。パレスチナの安定を図るために、人工的に生命が維持されているとも言われている。

少なくとも、ある程度の安定が図られるまで、彼は死ぬに死ねないのかも知れない。

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首切り映像は何を伝えたか?

2004-11-05 22:16:19 | 我思う、故に書くなりよ。
そもそも、報道目的の映像では無いので、伝えるとしたら「残虐」って事なんだろうと思う。

私も、法務省がやっきになってあちこちの画像掲示板に削除要請している画像を見た。まぁ、海外のサイトだから画像と言うよりテロリストの公開した動画であるが、見た動機は「興味本位」に尽きる。

興味本位以外にこんな物を見ても、私は捜査官でも司法執行官でも無いので何かに役立つなんて事は無い。米国人、英国人、韓国人となんら変わらないスナッフ・ムービーって事だ。

強いて考えるならば「テロリストは日本人だからと言って遠慮も配慮もしない」って事が改めて確認できたと言う事くらいであろう。殺されて気の毒だとか、可哀想だとか、怒りを覚えると言う感情を持って見たワケでも無い。

なぜなら、こうなる事は事前に充分予見出来たからである。今まで、同様に殺害された人質の事は、日本に居ながらにしても知っていた。報道もそうだが、テロリストの公開した映像も観て知っている。これ以外、イラク以外にも、イスラエルで乗客が満員であったバスでの自爆テロの映像も見て知っている。

その惨状がどうであったかは、見たい人が見て知ればいい。それっきりの単発な出来事ではなく、当地では幾度と無く繰り返されている事である。日本でも、そのように報じられている。

ただ、通常のテレビや新聞の報道だけだと、「どうであったか?」はわからない。書かないし、見せない。書けないし、見せられないとも言う。それは一定の規制があるからだ。単に「残虐」「悲惨」と言う事では無いと思うが、実際そういう詳しい状況をひと目見て納得させるだけの写真とか、それを克明に伝える文章は目に出来ない。

そういう事件があった…って事だけ知っていれば良いと言う人ならば、それで充分だろうと思う。だが、私は自分の好奇心から「それ以上の事を知りたい」と思ったのでいろいろ見ている。それは何故か?
惨状を知っておかないと、テロリストがどういう事をする連中なのか判らないからだ。詳しく判らないとも言えるし、正しく知らないとも言えると思うので、知り得る限りで知りたいと思っている。

そうでなければ、テロに対する認識は薄れてしまうとも思う。3年前のWTCの悲劇を、すでに忘れかけている人も多いと思う。日本に住んでいれば、ああいう事は起きないし、起きないと思っている人も多いと思う。果たして、そういう状況なのだろうか? 今回の斬首映像を見て、テロリストと言う存在に今まで以上に危機感と緊張感を持って認識した人も多いのでは無いだろうか? 

残念ながら、日本の報道の中で知り得る事は、事件事故の微々たる部分でしかない。たとえ書かれたり映し出されている事が事実であっても、ほんの一部分だけでしかないと言う事だ。そう言う見えない部分を見せるために、フリーランスのジャーナリストやらフォトグラファーが危険を冒して退避勧告の出ている地域に出掛けている。戦争の現場は戦車や逃げ惑う市民だけではない。道端に無造作に落ちている空薬莢の山も、頭を撃ち抜かれて命を絶たれた人間の亡骸も含めて「戦争」である。

重ねがさね残念な事だが、新聞やテレビで扱わない「報道写真」は、日本では陽の目を浴びる事も無いまま、過去に埋もれていく。雑誌や書籍に載せても、売れないからだ。どこぞのねえちゃんの陰毛写真の方が遥かに売れるわけだから。これを、事実を知る機会の損失と捉えるか、無駄な物と捉えるかは、読者に任せられている。

ところがネットと言う新しいメディアは、時として陽の目を浴びない映像を陽の下に晒す。そしてそれは、瞬く間に世界に広がり、特殊な規制を受けない限り、ネットに繋がる端末さえあれば見て保存出来る。そして、どんな媒体にも適わない圧倒的な暴露量を誇るワケ。

殺害される様子を映した映像を見る事は、受け手の「自己責任」だ。それを他に広める行為も「自己責任」である。故人である個人が特定出来る映像となると、これは法律で規制を受けても致し方ない。ただ、日本の法律の及ばない地域からの配信を見る事が可能な世界が既に出来上がっている。人々がそれを「禁忌」と捉えて、そもそも配信しないとか、ネットに載せないと言う事が無い限り、覆い隠す事は困難である。

今回の斬首映像は「事実」を写した物とされている。遺体の発見とその様子が映像のそれと合致しているからで、この点に異議を唱える人は少ない。が、もし虚構の映像をテロリストが流した場合どうなるだろうか? 見るだけの我々にはその真贋は判別できないとなると、これも問題と成り得る。それが、斬首映像でなくても、人間の信用の根拠など薄っぺらな物でしかないからだ。

どうやら、事実を知るのも難しい世界となってしまうのかもしれない。与えられた物だけを見て読んで判断するか、それ以上の物を探して判断するか、便利な世の中にあって、実は難解な事かも知れない。また、与えられた物、探し当てた物が「事実」なのかどうか? 漠然と受け入れて騒ぐだけなら誰でも出来るが、そこから何をどう読み取るのか? 受け入れるだけで飽和しちゃってる人間でいいのかどうかも含めて、考える必要はあると思う。

そういう意味では、きっかけになった映像の1つではあると思う。

Comments (2)
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到着を待ちわびる。

2004-11-04 19:52:51 | お主もハクキンよのぉ…。
お買い物しちゃったんだよーん。

よーん。と言う歳では無いが、やはり「よーん。」である。この場合。

以前から気にはなっていたが、買うに踏み切れない商品であった。と言うのも、時代と共に商品も進化し、気軽に安全に使える様に改良され、無くてはならない物から、極普通にある物と変遷を遂げる。

だが、ちょっと気になる点があった。一度使うと、再利用は出来ない。使用する分だけ用意し、使い終わったら捨て、そしてまた新しい物を使う…。このサイクルが気になって、使うのだけれど、なんとなく心の片隅に「もったいない…」と言う気持ちが残る。もったいないと言っても、再利用出来ないから持っていても全く意味無いのだが、心にはなんとなくひっかかる。

高価なノートPC用のバッテリーなんかもそうだった。公称使用時間なんぞ、あっという間に短くなり、ノートPCの意味が無くなるワケで、これを解消するにはバッテリーを再度購入しなければならない。それとて、使い方に気を使っても、毎日使用すれば微妙に使える時間は減っていき、重いだけのパーツに変わる。荒技で中身を交換する手もあるが、元々が分解を意図して作っていないので、全てで行える技では無い。

んが、バッテリーは燃料電池の実用化が程近い。アルコールだかなんだか入れればバッテリーとしての役目を繰り返す。小型化が進んでいるので、出力さえ使用する機器に見合えば、これからの主流にもなるだろう。

私はひげが濃い。あっという間にクマゴロー状態になる。攻殻で渋い役のキャラ「イシカワ」状態とも言うが、これを剃る為にウェット・シェーブするのだが、3枚刃だとか4枚刃のカミソリを使っている。ブリスター・パックに入った新製品を、そこそこお値頃な値段で買うのは結構楽しい。それほど大きな差は無いが、メーカーによって微妙に使用感が違う。手にしっくりと来る加工が施されたスティックと出会うと、何となく「ニンマリ…」してしまう。

が、悲しみはおまけで付いてきた替刃を全て使い切った後に、毎度の如くやってくる。替刃が結構高いのだ。ある程度の使い回しは出来る物の、ほとんどが専用品であり、欲しくも無いのにもう1個ブリスター・パックを買った方が安い場合も多々あるのだ。こればかりは再利用しても良い事は無い。衛生的な面でも使い捨てにしなければならない。

消耗品をケチっても良い事は無い。確かにそれはそうだが、昨今の環境問題を考えると、そうも言っていられない。ゴミ箱は3種類用意され、捨てる直前までどこに入れるか考える時代である。場合によっては5種類なんて人もいるらしいが。

出来れば、リサイクル可能な商品である事が求められている時代。使い捨てと言う便利な文化が身に染み込んだ自分に、リサイクルの重要性を訴える商品。そんな商品を私は注文した。詳細は、後日。

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ぎぶ。

2004-11-03 21:00:11 | 我思う、故に書くなりよ。
もうお腹いっぱい。うごけません。

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