昨日の徹子の部屋は俳優の松村雄基さんがゲストでした。
彼は忙しいご両親に替わって、おばあさまに育てられたような子供だったとのことです。生活一般、全てを厳しく教え込まれたそうです。箸の正しい持ち方なども決して疎かにはしないしつけだったそうです。これが俳優を目指す道にも、ずいぶん役に立っていると思うのだそうです。
育ての親と言ってもいいおばあさまは、彼が高校生の時倒れ、それからは伯父・伯母と彼とで介護をする生活になったのだそうです。彼は高校生の時から、10年間以上、今でいうヤングケアラーを続けたようです。
「辛いと思わなあったですか」という徹子さんの質問に彼はこう答えていました。大事に育ててくれた祖母です。ベッドのそばでも習うことは多かったです。
昔は幼い子供を育て上げるのも、歳とって弱ってきた人をお世話をするのも、当たり前のこととして親族助け合ってやっていませんでしたか。わが家のその時はそうした生活そのものでしたよ。当たり前のこととしてやっていたように思います。
それでも、病が続き、症状がひどくなってくると、介護で疲れ切ってしまうようになりました。人間、いかに愛情を持っていても、限度以上の疲労は無理になります。些細なことに声を荒げたり、投げやりの世話になることが出てきました。
ここまで来たら、他人様の力を借りる方がいいのかもしれないと話し合いました。適当な施設が見つかりました。祖母にも分かるように丁寧に話し聞かせました。快く了解してくれました。
幸い、近くでし、伯父/伯母などは毎日見舞いに出かけましたし、私も出来得る限り出かけました。うまく生活ができるようになると、介護する人も、される人も、笑顔が多く、和やかになってきました。
介護は頑張り過ぎても双方上手くいかないこともあります。他人の手、専門家の手を借りることも必要だと思い知りました。
祖母は亡くなりました。安らかに、正に眠るようにす~っと旅立ってくれました。
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