年末最後の徹子の部屋はタモリと決まっています。彼にかかっては、真面目な話も、笑い話も、広い彼の知識に裏付けられながら、どこかすっとぼけた、思わず笑って許して、心が軽くなる話題になるのです。今回も、自分の売り出しの頃の話、物まね、声帯模写、真似て歌う楽しさ、30分、年末のせわしなさを忘れて笑いました。
終わり近くになって、タモリは面白いことを言いました。
「最近の若者の話し方に僕はヨーデル話法と名付けているのですよ。特に若い男性社員に多いような気がします」「顕著なのは、商品などの売り込みをする社員言葉です」「売り込むべき商品の性能の説明などで顕著です。ここぞという時、急に声が高くなり、早口になるのです。(ここで声帯模写)」「そこがヨーデルに似ていると思うのです。可笑しいほどみんなやるんですよ」
ここから先は、おせっちゃんの一方的な思い込みかもしれない、勝手な話です。もしお気に障る方があっても、笑って許して、スルーしてください。
おせっちゃんは、音楽のことはさっぱり門外漢です。もうこの世に85年生きた婆さんです。もしその85年の間に、学んだことがあっても、それは時代の波に消されそうな古い古い感覚でしょう。
そんなおせっちゃんがタモリのこの説を聞いた時、「あ、解る・・」と思ったのです。
常日頃、最近の若者が夢中になっている歌が、分からないのです。音痴です。自分で歌うことなどできません。そのくせ、歌手が歌っていて音を外すとあれっと外したことが分かるのです。(自分が分かると思い込んでいます)。
そんなおせっちゃんが聴くと、歌のサビの部分で、高音が外れているのです。高音が出ていないのです。それを隠すためか、裏声で誤魔化しているのです。そのようにしか聞こえないのです。折角の歌が、台無しのように聞こえるのです。プロではなく、カラオケで鍛えた歌に点数をつけて、争う番組があります。こういう半プロの出場者には、まだ、サビの歌い上げがマスターできていないのでしょうか、私(素人聴き手)には、うなづけないのでした。
タモリが、ヨーデル歌唱とお笑いの歌にしてしまったのは、おせっちゃんのこの感想と同じだったのではないかと思っているのです。
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