乙女高原ファンクラブ活動ブログ

「乙女高原の自然を次の世代に!」を合言葉に2001年から活動を始めた乙女高原ファンクラブの,2011年秋からの活動記録。

牧丘第三小学校の子どもたちを案内

2012年07月06日 | 乙女高原案内人
子どもたちの相手をしてくださったのは乙女高原案内人の竹居さんと内藤さんです。内藤さんから原稿をいただきました。紹介します。


■牧丘第3小学校自然観察会を終えて (内藤)

 昨年は雨で難儀しました。7月6日は予報では雨でしたが、降られずに暑くもなく観察会日和のなか無事終了しました。参加者は3年生、4年生の13名と教頭先生、教師3名で、竹居さんと私内藤が案内を担当しました。4年生は昨年に続いての観察会なので、3年生4年生の混成で赤組と白組の2班とし、コンテンツによっては4年生に案内を手伝ってもらいました。

 地元の竹居さんが乙女高原の歴史を話してくれました。ロッジ前の広場で、全員がジャンプ。足の感触はと訊ねると「かたーい」という返事がかえってきた。また、多勢の人が立ち止まる休憩テーブルの周りに、里地に生えているオオバコが何故多くあるのか、どうして乙女高原にやってきたのか考えてみる。ルートは森のコース→山頂→ブナ爺→草原のコース。草原に入ってすぐのところにヤマオダマキが下向きに咲いていたので、大きめの手鏡で普段は見られない花の中を観察、「きれい」の声があがる。森のコースに入って直ぐ右側の広い所でジャンプ。感触を訊ねると「ふわふわする、やわらかーい」という声。何でだろうと聞いてみる。するとさすが4年生しっかり答えてくれました。

 同じ場所で赤組、白組に分かれて「シラカバとミズナラの赤ちゃん探し」をしてもらう。ミズナラの幼木は多く見つかったが、シラカバの幼木は一本も見つからない。シラカバの赤ちゃんは道中どんな所に生えているのか調べてもらう。シラカバの幼木が見つかったところで、陽樹・陰樹のことを簡単に解かりやすく説明した。森のコースでは、他にウラジロモミが枯れてしまったのはどうしてだろう?との問いかけに4年生が答えてくれました。ウラジロモミの幼木の年齢あてでは、1年の伸びをヒントに数えてもらいました。1m弱の木でも20年以上なのにちょっとびっくり。

 この日の最高のプレゼント、この時期晴れていても殆ど見ることができない富士山が見れたことでした。霊峰富士山を見ながら「富士山」を全員で合唱、以前は誰も歌えなかったのに私がびっくり。先生に訊ねると4年生の音楽の本に載ったとこと。1頭のマルハナバチにも出会いました。ピークの三角点の標高は?1700m。小学校の標高は?の問いかけに700m強との返事。標高が100m上がるごとに気温は約0.6度下がるので乙女高原が涼しいのが納得できた様子。
 ブナ爺さんでは、ウエストを班毎にメンバーで手を繋ぎあって測りました。ハンゴンソウの葉をちょっと擦って匂いを嗅いでもらったり、1人にニガナの葉を噛んでもらい苦い味がしたことを仲間に伝えてもらいました。

 ロッジの見える稜線では全員で「ヤッホー」、やまびこを楽しみました。
 すっかり空いたお腹をロッジ前の広場でシートを広げ皆で弁当タイム。お腹が一杯になったところで、ブナ爺さんの胴回り5mのヒモの輪の中に13名の児童、先生、案内人が入って和気あいあい記念撮影。5mの輪に35人が入った頃を昨日のように想いおこしながら私も楽しみました。子どもたちの純で素直な心にふれることができ、私自身も心が癒され豊かになりました。
 ありがとう。
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