乙女高原ファンクラブ活動ブログ

「乙女高原の自然を次の世代に!」を合言葉に2001年から活動を始めた乙女高原ファンクラブの,2011年秋からの活動記録。

スミレ観察会2022その1

2022年05月16日 | 観察会

 井上さん、角田さんがレポートを書いてくださいました。

 また、角田さんはユーチューブに動画を掲載しています。

 (3)第7期スミレ観察会その1

 

 【井上さんレポート】
 今年も乙女高原にスミレの季節がやってきました。5月15日、午前中の遊歩道づくりが終わった午後、今年の第1回目のスミレ観察会が行われました。曇り空でじっとしていると寒いくらいの天気なので、早めにスタートしました。小学生の男の子も含めて14名での観察会です。スミレのパンフレットや観察記録用紙も配られて、どんな所にどんなスミレがあるのかもチェックできるようになっています。また、スミレにきている虫などにも注目していくことなども確認し、出発です。

 草原に入り、森のコースへ。早速、サクラスミレが目につき始めました。サクラスミレはスミレの女王と言われるだけあって、花も大きく、枯れた草原の中で紫色が目立ちます。森の中に入るとエイザンスミレが咲き残っていました。エゾアオイスミレはもう咲き終わって葉のみ。さわると毛深くてビロードのようです。林を抜けた斜面にはエゾノタチツボスミレがもう咲き始めていました。
 展望台では、曇っていて富士山は見えませんでしたが、いろいろなスミレが見られました。タチツボスミレ、アケボノスミレ、アカネスミレ、スミレ(マンジュリカ)が咲いていました。特に今年はアカネスミレがたくさん見られました。ほぼ咲き終わりのヒゴスミレもありました。小学生の男の子が教えてもらったスミレの名前をすっかり覚えていたのには驚きました。


 展望台から草原のコースを下り、ツツジのコースへ。遊歩道沿いや草原の中に、サクラスミレが咲いています。今年は例年になく、たくさんのサクラスミレが咲いていました。ブーケのような大株もあり、雪が積もって地面が湿ったためではないかとか、草刈りをていねいに行ったからだとか、それぞれ言っていましたが、何にせよ、嬉しいことです。

 ロッジ前にもどって、とりあえず中締め。参加者に感想を書いてもらい、おみやげのスミレのポストカードを選んでもらいました。乙女高原に咲くいろいろなスミレのポストカードに、目移りしながらも気に入ったものを選びました。

 この後、四季の森へ移動。すでに終盤ではあるもののミヤマスミレが見られました。タチツボスミレは葉に赤い筋が入ったアカフタチツボスミレもありました。ヒメイチゲも咲いていました。森の入口近くでは小さなニョイスミレもたくさん咲いていました。かわいいスミレです。
 美しいスミレやかわいいスミレをじっくり見たり、写真を撮ったりで、記録はあまりできませんでしたが、どんな場所にどんなスミレが多いのかは何となくわかってきたように思います。この日は曇り空のためか、スミレに来ている虫を見ることはできませんでした。いろいろなスミレ、特に美しいサクラスミレがたくさん見られて、とても楽しい観察会となりました。

【角田さんレポート】
 遊歩道づくりが午前中早めに終わりました。早めに昼食をして、スミレ観察会を行いました。
 観察会のお知らせでは13時から開始ですが、急に寒くなって来たので植原さんに13時から来る人を受付で待って頂き、私達は13時前に観察会に出発しました。講師は井上さん。出発前に植原さんからスミレのレクチャーが有りました。今回は森のコースからツツジのコース回ることにしました。

 

 草原のあちこちに、サクラスミレが例年より多く見られました。キジムシロの黄色い花、シロバナエンレイソウ、エイザンスミレ、マイズルソウ等が森のコースには咲いていました。サクラスミレも遊歩道沿いからたくさん見る事ができました。。草原にこんなにたくさんのサクラスミレがあったのかと驚いています。


 皆さんの話によると昨年は丁寧に草刈りをやったからと言ってます。特に三枝さんが丁寧に草刈り......実施。エイザンスミレの花はもう終わりであまり咲いていませんでした。大きな夏葉がたくさん有りました。来年が楽しみです。
 森を抜けた所に、シロバナエゾノタチツボスミレが咲き始めていました。渡辺さんが皆さんに解説して下さいました。


 富士山がよく見える展望台でアケボノスミレ、アカネスミレ、ヒゴスミレ(1株)、スミレ(マンジュリカ)の観察をしましたが、今年はスミレの数も数える事になり草原内に皆さん立ち入っての観察となりました。立ち入ることは考慮すべきか、観察方法を変えるべきか検討を.....。今度はツツジのコースを下って、スミレの観察をしながらロッジまで戻りました。なんとレンゲツツジの中にサクラスミレの群落をたくさん見る事が出来ました。これも事前準備の時に白樺、ダテカンバの小枝を切って遊歩道から中が見やすくなったからかな。

 フデリンドウが可憐な花を付け最後に、また訪れてよと言っているようでした。
 ロッジに戻りスミレの絵はがきを頂き、観察会の締めをして解散しました。
 解散後、有志で四季の森に移動、森の入口近くの斜面にサクラスミレが咲いていました。ミヤマスミレも少し見られました。タチツボスミレ、ヒメイチゲも咲いていました。次回のスミレ観察会(22日)が楽しみな場所です。

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