乙女高原ファンクラブ活動ブログ

「乙女高原の自然を次の世代に!」を合言葉に2001年から活動を始めた乙女高原ファンクラブの,2011年秋からの活動記録。

多田さんと歩こう

2013年07月31日 | 観察会

7月31日,乙女高原を多田さんと歩こう! を実施。
30人の参加者がありました。
多田さんの植物解説を聞きながら,楽しく乙女高原を歩きました。



たくさんの参加者が多田さんのお話に魅了されました。



出発前に簡単なレクチャー。ここからもう盛り上がっていました。



自然観察に出発して30歩で,もう立ち止まってしまいました。
ロッジ庭の看板前に咲いていたヤマホタルブクロが,多田さんの『まな板の上』に乗りました。
ただのホタルブクロも多田さんの手にかかると・・・途中で性転換をするチョー不思議な花!・・・となります。

これは前半のオスの時期の花の中。


これは後半。メスの時期の花の中。違うでしょ?






乙女高原案内人の内藤さんのアイデアにより,多田さんと3人の案内人にトランシーバーを持ってもらい,多田さんの解説を中継してもらいました。遊歩道ではどうしても列が長くなってしまうので,確かに多田さんの手元をみんなで見ることは不可能ですが,みんなに解説は聞いてもらうことができました。これはすごくいいアイデアでした。


ヨツバヒヨドリの花には,たくさんの昆虫が来ていました。特に,アサギマダラやミドリヒョウモンです。多田さん曰く「花のレストランだね」



クガイソウの花にマルハナバチが来ると,必ず下のほうに止まり,らせん状にグルグル回りながら小さな花を訪れて蜜を吸い,上っていって,次の花に移るのだそうです。実際にきているところを観察したら,そうでした。クガイソウは下のほうがメスの花で,上に行くほどオスの花になるそうです。
となると,別のクガイソウからやってきたマルハナバチは,まず花粉をメシベに付けて,上に行って,その花の花粉を付けて,次の花に行くことになります。なんと合理的な! クガイソウとマルハナバチの共進化です。



「こんなに見事な(たくさんの)キンバイソウが見られる場所はないよ」とお墨付きをいただきました。やったね,乙女高原!
 



お昼までに,遊歩道・森のコース → 富士山展望台 → ブナじいさん → ゲレンデ頂上展望台 → 遊歩道・草原のコース ・・・と進んで,自然観察しました。
午後からは,草原のコースから湿地まで足を伸ばしました。

多田さん,お忙しい中,時間を作って,乙女まで足を運んでくださり,ありがとうございました。

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