するとそこへ、ある律法学者が現れ、イエスを試みようとして言った。
「先生、何をしたら永遠の生命が受けられましょうか」。
彼に言われた、「律法には何と書いてあるか。あなたはどう読むか」。
彼は答えて言った、「『心をつくし、精神をつくし、力をつくし、
思いをつくして、主なるあなたの神を愛せよ』とあります」。
彼に言われた、「あなたの答えは正しい。そのとおりに行ないなさい。
そうすれば、いのちが得られる 」。
(ルカによる福音書第10章25節から37節 )
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主イエス・キリストは当時の宗教指導者からいつもいつも毎日毎日、上記のように試みられていた。
ハッキリ言ってわたしに言わせれば、いわゆる「悪魔の試み」などというものよりタチがワルイ。
すべては主を貶め群衆から引き離し、主の語るみことばを無にしようとするものだからだ。
上記引用の聖句で主が最もおっしゃりたいことは、人間は誰ひとりとして自分を愛していない人間はいないのだから自分を愛するように神を愛し、自分を愛するように隣人を愛しなさいということだ。(隣人についての問は引用を割愛したが)。
そして「愛」は神より人間に与えられる最も大切な糧である。だから自分を愛することと同じように「心をつくし、精神をつくし、力をつくし、思いをつくして主なる神を愛せよ」なのだ。
このようにして主なる神にいついかなる時でも、祈り求めていれば人間お互いに愛しあえる「愛」を主よりいただける。
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