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読書 その三十二 パリで学んだこと

2011年02月02日 23時22分30秒 | 読書 (国吉康雄、回顧展カタログの翻訳)
このヨーロッパへの訪問を彼は、後にこう書いています:「私は、フランス現代主義者達に
感心させられました、彼らの媒体に対するすばらし理解力、、、ここには小物のアーティスト
ばかり多くて、ほんの少しの本物の画家だけです。 パリでは沢山のすばらしい画家がいました。

旅行は大きな刺激になったことを証明し、理解能力と先見洞察力を広げました。 
向こう側の殆どみんなが対象から直接描いていました、それは私がこの方やったことの無い事
でした。 殆ど全部を私の想像と過去の記憶からだけで描いて来たので、そのアプローチを変えるのはどちらかと言うと困難でした。」

このことについて拡大して彼は話します、自然からでなくて想像から描いていた初期の頃の後、
何が悪いか気がつかないままに、彼は内に向かいよどんで来ていました。 パリの経験が
彼をモデルと対象へと送り戻したのでした。



Of this visit he wrote later: "I was impressed by French contemporaries, es-
pecially for their keen understanding of their medium......There are so many
little artists here, so few real painters. There they had so many fine painters. The
trip proved a great stimulus, enlarging my scope and vision. Almost everybody
on the other side was painting directly from the object, something I hadn't done
all these years. It was rather difficult to change my approach since up to then
I had painted almost entirely from imagination and my memories of the past."
Enlarging on this he says that after his early years of working from imagination
and not from nature, he became ingrown and stale, without realizing what was
wrong. The Paris experience sent him back to the model and the object.


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