しずくな日記

書きたいなあと思ったときにぽつぽつと、しずくのように書いてます。

カオスに強く

2012-05-29 21:55:45 | 日記
未明の地震にはびっくりした。
長い、突き上げるような地震。
寝入りばなだったから、飛び起きた。
なぜか、本棚を全力で押さえつけていて、
「ああ、ついに死ぬのか。」と思った。
逃げればいいのに、いざとなると身体って動かない。

地震のせいで、なんだかしょっちゅう揺れているような気がする。
美術室で午後、一人で仕事してた時も、
「あれ、今揺れた?」って何度も思った。
なんだか怖くて仕方ない。意外に私、恐がりだった。

今日は修学旅行の代休だったけど、
明日の事後学習の準備のために午後から職場に行った。
2、3時間でちゃちゃっとやって帰ろう!
いつものところでお茶でもしよう!と思っていたのに、
意外と細々としたことに時間がかかって、
結局7時間ほど仕事しっぱなしだった。全然休みじゃない。

家に帰ってご飯を炊いている間に、
京都の「よーじや」のお土産をぼんやりみていた。
このマーク、やっぱりどこかで見た事あるなあ。


どこで見たのかなあとずっと考えてたら、思い出した。

フランスのアニメーション作家 フローランス・ミアイユさんの作品に、
「ハマム」というのがある。(ブログで以前、書いたことあるかも)


公衆浴場での人々の姿を描いた短編で、自由な発想や形、色彩が楽しい作品。
西洋の人から見たら、公衆浴場って不思議なものなんだね。
その視点も面白い。大好きな作品の一つ。
そういえばフランスの女性の視点って、なんだか面白いんだよね。

このアニメーションで、寝転んだ女性が、
手鏡で自分の顔をしげしげと見ているところがあるんだけど、
角度を変えると顔がどんどんいろんなのに変わっていくという面白いシーンがある。
そのシーンに、この「よーじや」の絵にそっくりな顔が出てくるの!!
だからなんだというわけでもないけど、どこかでミアイユさんが、
「よーじや」のこの顔を見たのではないか、とか思うとちょっと楽しい。
来日されてるようだし。

Twitterが暗い話題で埋まってきた。現実は過酷だ。
岡山に住む母ですら「風向きでマスク」とか言い始めている。
今、チェルノブイリの被災者、という画像が、3件に1件くらい、
TwitterのTL上にやってくる。見た。かなりショックなものだった。
・・・・これが、日本の未来の姿だというのか?

日本人はカオスを体験するとカルト化するという。
出典を忘れた・・。
学生時代に講義で聴いたのかもしれない。
でも日本人だけじゃなくて、人はみんな多かれ少なかれそうだよね。
日本人はそうなりやすいってだけで。
チェルノブイリの被災者の画像は、かなり辛い。
でも、これを日本人は見るべきなんだろう。
瓦礫も平気!放射能大丈夫!みたいなカルトを払拭するために。

ああ。

「よーじや」に逃げてみた。日本文化、万歳!
日本は素敵な文化を持つ国だったのよ。

正しい知識と認識を持って、カオスに強くありたい。