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東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

偽装店長

2008年02月04日 | 格差社会
  コナカ 「名ばかり管理職」
 ◎ 偽装店長認めさせ勝利解決

                  東京東部労働組合


 全国一般東京東部労組コナカ支部と株式会社コナカ(本社=横浜市、湖中謙介社長)との第12回団体交渉が1月22日に東京都内で開かれ、会社側が組合員高橋亮さんの店長時代の残業代を「解決金」として600万円を支払うことで協定を結び、勝利解決した。
 さらにコナカの全店長に過去の残業代を支払うよう要求書を手渡した。
 今回の協定で、「偽装管理監督者」の不当性と違法性を認めさせ、店長の残業代支払いを認めさせた。これで店長に残業代を支払わせる道筋ができたことになる。
 コナカの「偽装管理職」問題をめぐっては、コナカ支部の申告に基づいて、横浜西労基署は07年6月に「すべての店長を管理監督者に扱うことには疑義がある」との是正指導を出した。
 これを受けて、コナカは同年10月から全国に300人以上いる全店長を管理監督者から外し、残業代支給の対象にした。ところが、過去の残業代については「店長は管理監督者だった」と支払いを拒否し続けていた。

 高橋さんは07年10月、コナカを相手取って店長時代の残業代692万円を求めて横浜地裁に申し立て、原告側は多彩な証拠や現役店長の陳述書などで、過酷な長時間労働(月の残業時間は過労死ラインの90時間、100時間を超える)と会社側の違法な「偽装管理職」を立証した。
 これに対して会社側は1月11日の第2回審理で「組合との団交で解決したい」と提案し、22日の団交開催となり、勝利的解決につながった。

 『週刊新社会』(2008/2/5火)

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