☆ 草津町エセ性被害者事件、第5回ライター証人尋問、傍聴記
2025年3月5日、前橋地裁、午後1時先着順受け付け、傍聴者13名、記者4名
新井被告人は肩のギプスが取れたせいか、幾分、縮んだ感じがしました。大きなマスクにメガネ…「支援の会」活動中の3年間、メガネ姿は見たことが無い…ウイッグで前も横も覆っているので表情が読み取れません。首やわずかに見える顔の皮膚は赤黒くて異様でした。
証人のライター飯嶋辰昭(ペンネーム飯塚玲児)は2019年11月11日発行の電子書籍『草津温泉 漆黒の闇 5』(現在、絶版)において、新井祥子被告人が「黒岩信忠町長から強姦された」と公表して名誉棄損罪に問われ、2024年1月22日、懲役1年執行猶予3年の有罪判決を受け、控訴しなかったので確定しています。
新井被告人は「町長による強制ワイセツ」については町長に無断で録音して消去した1時間音声データを検察に復元されて何一つ性被害は無かった証拠となり、虚偽告訴したことを認めましたが「飯島との共謀による名誉棄損罪」については「自分には原稿を見せることなく本を発行したので共謀したわけではないから無罪」と主張しています。
ライターは自分の公判の時もそうでしたが、ぼそぼそと喋り、特に肝心な部分は意識しているのかいないのか、裁判長にも「もっと、はっきり話すように」と注意されても変わりませんでした。
中心部分のやり取りは以下。メモと脳内記憶によるので、完全に正確ではありません。私は全く元号を使わないので、やり取りはほぼ元号でしたが、西暦で表記しています。
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検事「被告人を知ったのはいつですか」
ライター「2015年8月頃です。湯治客の集まりの茶話会が年1回あり、最初の席で隣り合い『会員だが、今は議員をやっている』と紹介されました。この時は顔を見ただけです。」
検事「話をするようになったのはいつですか」
ライター「2019年6月頃、会員の住民から新井さんに関する資料が3通送られてきました」
検事「どんな内容ですか」
ライター「写真付きの自筆文書、署名捺印がありました。『町長を好きなってしまいました。町長室で二人になったときは本当に嬉しかった』など」
検事「他には?」
ライター「数人の町民と関係を持った、という文書です。」
検事「その写真付き文書を『漆黒の闇』に引用しましたか」
ライター「はい」
検事「被告人と町長の関係の印象はどのようでしたか」
ライター「新井さんと町長は肉体関係があるのでは? と思いました。それで、直接取材したいと思い、議会傍聴の後、申し込みました。2019年9月9日に取材しました」
検事「取材を申し込んだとき、電子書籍を出していることを被告人に言いましたか」
ライター「新井さんは先に知っていました。」
検事「その時、何を言いましたか」
ライター「写真付き文書を見せて『町長と肉体関係があるようですが、それでいいですか』」
検事「被告人の反応はどうでしたか」
ライター「しばらく黙って、そのあと、涙を流して『はい』と」
増田…
いやはや、ホントに凄い演技力!? 新井被告人と町長との間に何一つ肉体関係・性行為などなかったことを当人は一番よく知っていたのに…この場面で涙を流せるか!?
…フツーの人は騙されちゃいますよねぇ…。
それでなくともライターは新井被告人の「Aと寝た。Bと寝た。Cと寝た。何回ホテルにいった」と書かれた自筆文書を手に入れていたので「誰とでも寝る女。町長ともやったに違いない」という予断があったのでしょうし…。
電子書籍の表現は以下。
「『・・・・・』(目を赤くし、涙ぐみながら、ゆっくりと首を縦に振った)」
検事「そのあと、どんな質問をしましたか」
ライター「その大人の行為をした場所はどこですか。町長室ですか、ホテルですか」
検事「被告人の答えはどうでしたか」
ライター「『町長とお会いするのはほとんど町長室だったので』と」
検事「町長と被告人の関係をどう思いましたか」
ライター「当人は好意があれば断らないのでは? と思ったので、当然、性行為があると」
検事「どういう行為をしたか聞きましたか」
ライター「具体的に書いたものを出してもらえないか、と頼みました」
検事「それを電子書籍に掲載することを被告人に話しましたか」
ライター「はい。インタビューが終わった後、電子書籍発売を11月頃には考えているといいました。」
検事「被告人の反応はどうでしたか」
ライター「分かりました、と」
検事「連絡手段は何でしたか?」
ライター「電話かメールです。電話が多かった気がします。」
検事「その後は?」
ライター「町長との関係を詳しく書いたレターパックが来ました。」
検事「いつ頃ですか」
ライター「10月17日か18日です。」
検事「内容はどうでしたか」
ライター「署名捺印のある直筆文書の①肉体関係を持って反省している、というもの、②「2015年1月8日、町長室にて」という詳しい内容がワープロで書かれたもの、③町長の人柄や自分との関係を書いた文書でした」
検事「それを電子書籍に載せましたか」
ライター「はい」
検事「被告人に『直筆についてはそのまま、詳しい内容は引用で、個人名についてはアルファベットで書籍を出す』ということは被告人に伝えましたか」
ライター「はい」
検事「被告人には、掲載についてどう話しましたか」
ライター「メールで『変に略したりしないで、そのまま、世間の人に知ってもらいたいから、載せます』と」
検事「被告人の返信はどうでしたか」
ライター「『本のことは飯塚さんにお任せします』です。」
検事「被告人に原稿は見せましたか」
ライター「生原稿は見せていません」
検事「なぜですか」
ライター「『本についてはお任せします』言われてましたし、『生原稿を見たい』という連絡は無かったので…」
検事「アマゾンの書籍発行は2019年11月11日でしたが、予定より遅れたりしましたか」
ライター「12日か13日に出るかと考えていましたが、アマゾンの方で早く発行されました。」
検事「それについては被告人に伝えましたか」
ライター「新井さんから当初予定の13日に『いよいよ今日ですね。楽しみです』というメールが来ました」
検事「書籍発行後、被告人からクレームが来ましたか」
ライター「山本一太知事に『刊行を取り下げるのと引き換えに、黒岩町長に時間湯の復活を図ってもらえないか』とメールしました。これについては新井さんに話していませんでした」
増田…
「時間湯」とは草津温泉独特の伝統ある48℃という高温浴の湯治法で、黒岩町長は事故を心配して廃止し、時間湯のおかげで病気が治ったので残してほしい、という人たちと対立していました。
検事「そのことで被告人からクレームが来ましたか」
ライター「はい。」
検事「被告人のクレームを受けてどうしまたか」
ライター「2019年12月27日付で私の公式ブログに『知事工作は新井さんが知らないまま、メールを送ったもので新井さんは知らない事でした』と謝罪し、ご理解いただけました」
検事「被告人は知事工作についてのみ、クレームを出したんですね?」
ライター「はい。書籍発行直後はそれ以外のクレームはありませんでした」
増田…
なんてことっ!? これも新井被告人に完全に騙されていたっ!?
彼女は「私に原稿を見せないまま電子書籍を発行したことに抗議したので、飯塚さんは『新井さんに見せると発行しないでくれと言われて発行できないことになるのが怖くて発行前に原稿を見せませんでした。』と言って、彼のブログに謝罪文を載せてくれました。ホントです」と…。
直ぐに彼のブログを見ていたら、彼女がとんでもない嘘吐きと理解できていたかもしれない
…夜帰宅後、彼のブログを見たら、確かに彼の言っていることが事実でした…。後悔先に立たず…
検事「2019年1月8日の(町長と被告人の)面会の出来事について今は1時間音声データの存在を(掲示公判第1回で検察が公開したので)知っていると思いますが、いつ、その存在を知りましたか」
ライター「11月終わり(11月29日、渋川の)記者会見の時『音声テープがある』と新井さんに聞きましたので、テープを送ってくれと頼みました。」
検事「送られてきましたか」
ライター「はい。データファイルで送られました」
検事「実際に音声を聞きましたか」
ライター「はい。12分くらいでした」
増田…
実際は車を降りて町長室への階段を上がる音を含めると15分くらい。会話時間が12分くらい。
新井被告人は2022年10月31日、在宅起訴された後、未だ検察が1時間音声データ内容を公表する前、私には
「渋川の記者会見の前に飯塚さんに1時間音声データを聞いてもらい『これでは性被害が有ったことがよく分からないね』と言われたので、その頃は飯塚さんに洗脳されてたので消去しました。」
と真っ赤な嘘を吐いて、悪事をライターのせいにしました。
検事「1時間音声データの存在を知ったのはいつですか」
ライター「検察官から1音声データの存在を知らされた2022年10月31日です。それで、代理人弁護士から証拠開示で取り寄せてもらい、弁護士事務所で聞きました」
検事「それを聞いてどう思いましたか」
ライター「新井さんの(町長から強制ワイセツ被害を受けたという)主張は嘘だと思いました」
検事「それで、どうしましたか」
ライター「代理人弁護士を通じて新井さんに説明を求めましたが、納得いく説明はなく、新井さんの主張は嘘だと分かりましたので、町長に対して謝罪声明を出しました。」
検事「いつ頃ですか」
ライター「起訴年の12月前です。」
検事「2022年12月ことですか」
ライター「はい」
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この後の新井被告人代理人弁護士からの尋問は、とにかく「生原稿を書籍発行前に被告人に見せてない」ことを強調して…例えば「詳細な目次を被告人にメールしたのは発行8時間前だった」という事実とか…「ライターと共謀した事実はないから、名誉棄損罪については無罪」と印象づけようと必死でした。
でもね、無駄な努力ですよ。
発行前に新井被告人とライターは何度も何度もメールのやり取りをしていて…押収パソコンから検察が完全に復元…「私は清水の舞台から飛び降りる覚悟をしました。飯塚さんもそのつもりで勇気を持って取り組んでください」というようなメールや「お任せします」というメールがあり、
二人が…ライターは「時間湯廃止を避けたい」という思惑から、新井被告人は「自分を町議選で落選させようと計った町長への復讐心から」…共謀して町長を貶めようと名誉棄損を図ったことは、普通に判断力がある人には明白です! まして、裁判官に分からないはずがないでしょう。
さらには、書籍発行後も、新井被告人は「生原稿を見せなかった」ことについて、ライターに抗議・クレームを出した事実は全く無かったし、それどころか、共同で記者会見して「私の町長からの性被害は事実です」と言って回っているのですから
…以下のように…。
※ 2019年11月29日の共同記者会見
(13) 「町長に押し倒されキスされた」新井祥子【草津町・会見】 - YouTube
●TBS ニュースキャスター(Nキャス:2019年11月30日 午後10時48分)
「町長は私を抱き寄せて…キスされて…押し倒されて」
「抵抗はされなかったんでしょうか? 拒絶というか…」
「抵抗はしました」
語気を強めて「私も有り得ないと思いましたっ…町長室でこんなこと」「こんな私に手を出すなんて考えてもみませんでした」
( ↑ 増田…凄い演技力!? 真に迫っていて、まさか、これが真っ赤な嘘とは …性被害などまるでなかったのに「抵抗」もなんもない…)
「黒岩町長が(私を)選挙で落とすためにA議員のところに訪れて『新井を当選させたくないから立候補してくれないか』と頭を下げた、という話を聞きました。今年の夏ごろの話です。この話を聞いて私は一気に町長に対する不信感が増し、今回の告発をすることに決めました。」
※ 次々回の第7回公判5月15日は新井被告人の本人尋問です。これは、抽選になるでしょうか…。
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