大阪の高校入試について、大阪府教委・大阪市教委は今年から内申に「絶対評価」を用いることにしましたが、学校間格差を加味し、統一テストだけで評価が決まる生徒も出るなど、大きな問題があります。
学校選択制などとも連動させ、点数競争をあおるもので、いじめをあおることにもつながりかねない大問題をはらんでいます。
★ 大いに問題!大阪の絶対評価 (教職員なかまユニオン)
《府》
①各学校に相対評価の評定平均を入れたこと。下限も決めずに。
上位4.3~下位1.9(長谷川中1近い) ←委員会に聞いて下さい
●普段の授業と成績に統合性がとれない
上位学校での困る点
→ほとんど4なので、できていない生徒も3以上しかつかない or 安心して勉強しなくなる。
あえて、下限にして、1学期の評価より不自然がないようにしている学校もある。
下位学校の困る点
→どんなに努力しても、3以上がつくことはない。やる気を失う。
成績を2つ付け、通知表で校内での成績と、府が決めた範囲内でつけた低い内申書用の成績を見せている学校もある。
●小規模校に何の配慮もない
養護施設併設校や児童自立支援施設内の学校、長谷川中学校・弘済中学校本校・弘済中学校分校・桜坂中学校のような少人数で特殊な学校に一般の学校と同じ形での評定基準はなじまない。(家庭の事情や、カタカナも読めずにきた生徒に配慮無しの評定を決めるのは、社会的な配慮を欠く)
●少人数校には、統計的にも、誤差が多くなって、平均の意味がない。
②全国学テの3教科だけで、残りの教科の評価範囲を決めたこと。
特に4教科(音・美・体・技家)に関して、すごく違和感を生徒も保護者も教師も持っている。
③公平性が保てたとは思えない。
●荒れている学校で、全員がテストを受けたのか疑わしい。
●全員受けた学校の評価が下がり、受けなかった学校の評価が上がるようなシステムは、おかしい。
④点が取れない生徒への無言の圧力やいじめ、差別に繋がる点数主義の評価システムは、絶対評価とは言えない。
●来年も特に大阪市のように、統一テストだけで、内申書の点数が決まるのなら、低い生徒は、受けないと言う選択肢もありになるのではないか?
●また、全員受けると言う縛りがある中では、点の取れない生徒への「あいつさえいなければ」と言う周りからの圧力に対して、どう責任をとるのか?いじめ、不登校の原因になるなど。
《市》
①市独自の統一テストのみで、上位6%には5を、18%には4を、39%には3をつけたこと
●テスト前後は、どんな授業態度でも、内申書が変わらないので、学校の授業が軽視される。休んで塾もありだし、ノート提出、定期テストも意味をなさなくなる。
●下位校では、5をつけた結果、1の生徒が増える。絶対評価とは言えない。
公立の学校で、教育環境を生徒が選べない中、人生を大きく左右する初めての選択の内申書を外部の人間が作った1回のテストだけで、決められるのが、本当の教育でしょうか?
今回の大阪の評価の改悪は、「俺たちを実験台にするのか!」と言う生徒の怒りを教育委員会は感じているのでしょうか?
京都大学「心が活きる教育」の子安教授は、心が活きていなければ、幸福感は生まれないと言われています。
活きるためには、3つの事が合わさらないといけないそうです。
有能感「できた!」統一テストが出来なかった子は?無能感です。
生命観「周りと繋がる感覚」出来ない子は疎外感です。
達成感「多くの努力量を投入しても、達成感が得られなければ、無力感。消耗感」いわゆる燃え尽きバーンアウトです。
点数主義の教育の先は、子ども達の生きる意欲を失わせる(自殺)にもなりかねません。
●それでも強行している教育委員会のねらいには、学校選択制で、平均の高い学校への選択者を増やしたり、民営化への道筋をつけようとしているのではないか?教育に損得の民営化は馴染まないはずです。
『教職員なかまユニオン』
http://www.nakama-kyoiku.com/%E3%83%88%E3%83%94%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9/%E5%A4%A7%E3%81%84%E3%81%AB%E5%95%8F%E9%A1%8C-%E5%A4%A7%E9%98%AA%E3%81%AE%E7%B5%B6%E5%AF%BE%E8%A9%95%E4%BE%A1/
学校選択制などとも連動させ、点数競争をあおるもので、いじめをあおることにもつながりかねない大問題をはらんでいます。
★ 大いに問題!大阪の絶対評価 (教職員なかまユニオン)
《府》
①各学校に相対評価の評定平均を入れたこと。下限も決めずに。
上位4.3~下位1.9(長谷川中1近い) ←委員会に聞いて下さい
●普段の授業と成績に統合性がとれない
上位学校での困る点
→ほとんど4なので、できていない生徒も3以上しかつかない or 安心して勉強しなくなる。
あえて、下限にして、1学期の評価より不自然がないようにしている学校もある。
下位学校の困る点
→どんなに努力しても、3以上がつくことはない。やる気を失う。
成績を2つ付け、通知表で校内での成績と、府が決めた範囲内でつけた低い内申書用の成績を見せている学校もある。
●小規模校に何の配慮もない
養護施設併設校や児童自立支援施設内の学校、長谷川中学校・弘済中学校本校・弘済中学校分校・桜坂中学校のような少人数で特殊な学校に一般の学校と同じ形での評定基準はなじまない。(家庭の事情や、カタカナも読めずにきた生徒に配慮無しの評定を決めるのは、社会的な配慮を欠く)
●少人数校には、統計的にも、誤差が多くなって、平均の意味がない。
②全国学テの3教科だけで、残りの教科の評価範囲を決めたこと。
特に4教科(音・美・体・技家)に関して、すごく違和感を生徒も保護者も教師も持っている。
③公平性が保てたとは思えない。
●荒れている学校で、全員がテストを受けたのか疑わしい。
●全員受けた学校の評価が下がり、受けなかった学校の評価が上がるようなシステムは、おかしい。
④点が取れない生徒への無言の圧力やいじめ、差別に繋がる点数主義の評価システムは、絶対評価とは言えない。
●来年も特に大阪市のように、統一テストだけで、内申書の点数が決まるのなら、低い生徒は、受けないと言う選択肢もありになるのではないか?
●また、全員受けると言う縛りがある中では、点の取れない生徒への「あいつさえいなければ」と言う周りからの圧力に対して、どう責任をとるのか?いじめ、不登校の原因になるなど。
《市》
①市独自の統一テストのみで、上位6%には5を、18%には4を、39%には3をつけたこと
●テスト前後は、どんな授業態度でも、内申書が変わらないので、学校の授業が軽視される。休んで塾もありだし、ノート提出、定期テストも意味をなさなくなる。
●下位校では、5をつけた結果、1の生徒が増える。絶対評価とは言えない。
公立の学校で、教育環境を生徒が選べない中、人生を大きく左右する初めての選択の内申書を外部の人間が作った1回のテストだけで、決められるのが、本当の教育でしょうか?
今回の大阪の評価の改悪は、「俺たちを実験台にするのか!」と言う生徒の怒りを教育委員会は感じているのでしょうか?
京都大学「心が活きる教育」の子安教授は、心が活きていなければ、幸福感は生まれないと言われています。
活きるためには、3つの事が合わさらないといけないそうです。
有能感「できた!」統一テストが出来なかった子は?無能感です。
生命観「周りと繋がる感覚」出来ない子は疎外感です。
達成感「多くの努力量を投入しても、達成感が得られなければ、無力感。消耗感」いわゆる燃え尽きバーンアウトです。
点数主義の教育の先は、子ども達の生きる意欲を失わせる(自殺)にもなりかねません。
●それでも強行している教育委員会のねらいには、学校選択制で、平均の高い学校への選択者を増やしたり、民営化への道筋をつけようとしているのではないか?教育に損得の民営化は馴染まないはずです。
『教職員なかまユニオン』
http://www.nakama-kyoiku.com/%E3%83%88%E3%83%94%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9/%E5%A4%A7%E3%81%84%E3%81%AB%E5%95%8F%E9%A1%8C-%E5%A4%A7%E9%98%AA%E3%81%AE%E7%B5%B6%E5%AF%BE%E8%A9%95%E4%BE%A1/
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